廃校跡に....
子供の頃学校の裏山に
滝があって
水の量もかなりあって
危ないと
立ち入り禁止になっていた。
それから
学校が統合になり
廃校になった。
それからは
学校は物流の仕分け
センターのようになったが
倒産して
完全廃墟になり
結果更地になって
自然に帰っていった。
私は仕事もうまくいって
県外に行っていたが
久々に里帰り
実家に顔出して
特にする事もないから
歩いて学校跡に行った。
さすがに道も草木が生えていたが
滝を見たくて歩いて行った。
川が流れていた場所は
水が枯れて
砂利だらけ。
そっか
水が枯れたのか。
じゃあ滝は無くなった
だろうな。
ズボンも草木で汚れ
手も切ってしまった。
滝に着いた。
深く穴が空いている
滝壺は水が
流れているときは
見れなかった。
子供が落ちたら
完全に生きて戻れないな。
2メートルは有りそうだ。
驚いたのは
滝壺ではなく
滝で見えなかった奥だ。
滝の奥には洞窟が...
なんて話が
よくあるけど
まさにその通り。
水が無くなった今
現れた。
大人には狭いが
入れる大きさだ。
スマホのライトを照らしながら
奥に進む。
中には湧き水のような
流れが奥に続いている。
あれだけあった水は
今はこの湧き水なんだな
奥に着いたときに
驚いた。
もう相当経過した
人の遺体が3体くらいあった。
多少の生活感と共に
暮らしていた痕跡。
これは防空壕として
使って居たのかも。
学校も昔は
戦争時は指令を出す
場所で校庭や付近から
戦争時の物が見つかり
撤去まで
学校休みになったりした。
でも雰囲気で日本人と
思えなかった。
もしかしたら
捕虜とか日本を
攻撃しようと
タイミングをみてた
海外の人かもしれない。
この地域は
日本人や海外の人も
区別することなく
埋葬する墓もある。
もしかしたら
国籍を知る必要はないのかも
知れない。
人に欲がある限り戦争は
消えないとも思う。
平和って何だろう
命を奪い合う事なく
暮らせる事かなとも思う。
生きる為に
他の命を食べる昆虫など
いるけれど
食べきれない量は
狩りをしない。
人間はどうだろう。
じゃな人は殺す?
色々な考え方があると
思うけど
私は自分以外の生命を
守れる事が人間に
与えられた事かなと
思った。
考える力が
与えられた
私達は自然や他の生命の
命を守る事が使命なのかな
そんな事を考えた一日だった。
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