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マリオネット

土や海、今の人間には
気が付かないウイルスが沢山ある

ウイルスは自分では増えない
何かに自身を作って貰わないと
増えることが出来ないんだ。

私は長く生きたい。
肉体は朽ちる
正直、体に拘りはない。

背も低く中年のおじさんだから
もっと若くてカッコよい
記憶力も多い体に変更しても
構わない。

人間の身体には
初めに決めた細胞、臓器以外は
敵とみなして
自身を守る防衛がある。


それで風邪や病気など
身体には都合が悪いものを
排除する。

赤ちゃんもそうだ。

本来体に無い存在。

体は子供が出来たら排除する。

そこでウイルスの登場だ。

赤ん坊を排除されないために
細胞に壁を作らせる。
ウイルスは細胞を変化させて
自身を守る。
赤ちゃんはそうしてウイルスを
使ってお母さんの
お腹の中で成長をする。

サーズやコロナを
インフルなど
様々なウイルスがある。

どれも生きたいと思う
事で体から離れて記憶と共に
存在を残す。

私の研究は間違った。。

がん細胞が良好な細胞として
増える中で
がん細胞のみ増やして
宿主から離す事が
人間、私の研究だった。
がん細胞のみ排除する為に
がん細胞の組織を採取して
宿主の細胞と切り離す

神の治療として世界から
大絶賛された

そして記憶こそ人間と
考え肉体が滅んでも
この記憶があれば
未来で生きられる
体は何でもいい。

研究して脳細胞を構成する
組織の複製をウイルスで作り記憶ごと
複製をする事に成功した。

人間の記憶を
動物の脳にウイルス注射し
動物と人間の記憶の融合の
実験をした。

何故か動物は食事をしなくなった。
人間が近づくと
逃げるようになり
常に暴れる状態になった。

理由は記憶と体が極端に違い
断片的な記憶は
とてつもない恐怖と
コントロール出来ない
精神、体、視界、
記憶力、処理能力の不足から
精神が崩壊して
生き物として生きることすら
恐怖な状態になり
この実験は世界から中止運動まで起きて
中止となった。

そのころ世界では
様々なガンが広がり
研究しても
耐性を持ち、変異が
早すぎで対応できなくなった。
原因はガンを治療する為の
ウイルスが
自身を守る為に耐性を作り
ガン細胞を殖やすために
変異した事だった。

ウイルスは自身では増えない
必ず何か宿主を探す。
ガン細胞の、ウイルスが
自身を残すために
動き出したのだ。

海や土にもウイルスは
沢山ある

どれも今も宿主を探している。

私の研究は
ウイルス操作によって
世界を恐怖に導いたと裁判され
死刑になった。

こんな終わり方は無いよ。私は
今はグローバル時代
死後の埋葬な場所が選べる

土葬の国で
眠る事を希望して
死刑が薬物死刑が実施された。







私は脳細胞をウイルスにより
複製される活性酸素複製剤を
自身で投与して処刑された。

断片的な記憶の中
私が私だと気がついたのは
それから何年断った後だろう。

文明が何回か滅んで
私の遺体が発掘され
ウイルスによる
生物の復元をしている

そんな世界と直感した。
私は体を動かそうとしても
動かせない。

しかし様々な記憶や膨大な
出来事や感情が浮かぶ。
体は動かない、見つからない?
夢を見ているようだ。

私は誰かの記憶として
脳細胞に記憶された。
死後の世界があるとしたら
これか。
ウイルスとして誰かに取り込まれ
時より懐かしさを感じたり
胸が苦しい感覚になる。

記憶は残り続けるが
宿主は、操作できない。

我々の記憶は散らばっている
ウイルスを復元すると
細胞を使い記憶も復元する事ができる
分からないのか
宿主よ

私の声が聞こえないのか


宿主と話がしたい。
体が欲しい。私は徐々に
宿主の脳に潜入した。

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