RefF商品一般発売スタート!ベビー用のマミーポコパンツ、猫ちゃん用のデオトイレが仲間入り!
「使用済み紙パンツ・紙おむつの水平リサイクル」を目指す、RefFプロジェクトの取り組みをお伝えする、こちらのnoteシリーズ。
今回はみなさんに嬉しいお知らせがあります!
この春からついに!RefF商品の一般発売がスタートしました!
RefF商品はこれまで、大人用紙おむつのみ、九州地域の一部の介護施設でお使いいただいていましたが、新しく、“RefFパルプ”を使ったベビー用の「マミーポコパンツ」、猫ちゃん用の「デオトイレ 消臭・抗菌シート」が一部店舗とオンラインサイトで販売開始されました!
RefFシリーズに仲間入りした「マミーポコパンツ」「デオトイレ」について、マーケティングとデザイン、それぞれの担当者に意気込みを聞きました。
【RefF×マミーポコパンツ】「子どもたちの未来に向けて選んでもらう、希望を込めた商品(マミーポコ マーケティング 中島さん)」
まずは、RefFシリーズ初のベビー向け商品「マミーポコパンツ」について、マーケティング担当の中島さんにインタビュー!今回のプロジェクトに込めた想いをお聞きしました。
ーなぜ、マミーポコパンツが初のベビー向けRefF商品として選ばれたのでしょうか?
中島さん「マミーポコパンツは今年で発売40周年を迎えます。いままで、沢山のママ・パパにご愛顧いただいてきました。お客様に楽しんでマミーポコパンツを使ってもらいたく、今までさまざまな企画品を開発してきたのですが、今回、RefFとコラボレーションし、環境をテーマとした企画を考案させてもらいました」
ーマミーポコパンツでRefF商品を展開する際にハードルとなったことはありますか?
中島さん「当初、RefF商品をマミーポコブランドの中で出すという話が出たときに『マミーポコパンツを使用されているお客様に、リサイクルから生まれた紙おむつが求められているだろうか』と想像がつかない部分がありました。しかし、RefFプロジェクトのメンバーとの討議や検討を重ねる中で、お客様の中に『環境を意識して商品を選ぶ』方が一定数いることもわかってきました」
ー環境を意識するお客様に向けて、こだわられたことは?
中島さん「パッケージから、RefFの”環境にやさしい”というメッセージを最大限に伝えられるようにしたことです。パッケージのデザインはもちろん、質感にもこだわりました。定番で販売しているマミーポコパンツは、パッケージに光沢がある素材を採用しており、色鮮やかで、デザインと合わせて元気で楽しい印象となります。
一方、RefF商品のパッケージには、自然な感じで手に取りたくなるようなやわらかい印象を与えることができる、マット加工の素材を採用しました。この加工は、マミーポコブランドでは初めての試みでした。当初は『生産が難しい』という話になり、できるかどうかが分かりませんでした。ですが、何度も四国の工場まで出向き、生産・開発・技術の担当者と対話を重ねる事で、多くの方の協力を得られ、試作と改善を重ねることで、実現することができました」
ーRefFシリーズ初のベビー商品として、意気込みを教えてください
中島さん「マミーポコパンツを購入いただいた場合、多くの場合は、ご自身のお子様に使っていただくかと思います。そして、RefFのマミーポコパンツであれば、いつものようにお子様に使いながらも、ご自身のお子様の未来のために、環境にやさしいこともできます。
今後、“使用済み紙おむつの水平リサイクル”からできるRefFブランドの商品が、未来に向けてよい影響を与える方法のひとつになってほしいですし、多くの方に使っていただければ嬉しいです」
【RefF×デオトイレ】「ペット用品で持続可能な世界を実現できれば(デオトイレ マーケティング 杉本さん)」
次に、猫ちゃん用トイレシステム「デオトイレ」シリーズに仲間入りした、RefF商品の「消臭・抗菌シート」について、マーケティング担当の杉本さんに聞きました。
ーデオトイレとはどのような商品ですか?
杉本さん「『デオトイレ』は、猫ちゃん用のトイレ本体内部に取替サンドをセットし、さらにその下に取替シートを敷いて使用するトイレシステムです。
一般的な猫砂が固まるタイプのトイレでは、猫がオシッコをするたびに固まった砂を捨てなければいけません。ですが、デオトイレは取替サンドが固まらずにオシッコが通過し、取替シートに吸収されます」
ーRefF初のペット商品に「デオトイレ 消臭・抗菌シート」が選ばれた理由を教えてください
杉本さん「デオトイレではトイレ用の取替シートは1週間に1度の交換でよく、一般的な猫砂が固まるタイプのトイレに比べて、ごみの量が51%削減できます。ユニ・チャームにさまざまなペット向けの商品がある中で、デオトイレが環境を意識したブランドであることからRefF商品に選ばれました」
ー通常品との違いはありますか?
杉本さん「衛生面や抗菌性、見た目も、通常品と全く同じ品質で、同じようにお使いいただけます」
ー今後の展望について教えてください
杉本さん「今回はシートに“RefFパルプ”を使用していますが、いずれは紙おむつに使用されている、プラスチックや高分子吸水材(SAP)もリサイクルとして活用していきたいです。
RefFプロジェクトは、大人用、ベビー用、ペット用とさまざまなカテゴリーで同時に進むプロジェクト。ペット用品に導入することで、少しずつ持続可能な世界を実現できればと思います」
【RefF×デザイン】「“環境にやさしい”を伝えるデザインに(福井さん・熊田さん)」
みなさんに“使用済み紙おむつのリサイクルから生まれた”というRefFプロジェクトの特徴をお伝えするためには、デザインの役割もとても重要です。
マミーポコパンツを担当する福井さん、デオトイレを担当する熊田さんに、RefF商品のデザインについて聞きました。
◎マミーポコ担当 福井さん
ーマミーポコパンツのデザインが先に制作されたと聞きました。課題となったことは?
福井さん「RefFというブランドとマミーポコパンツというブランド、それぞれブランドとしての戦略が異なります。2つのブランドを融合をして、どのようにデザインに落としていくかが一番の課題でした」
ーその課題はどのように解決していったのでしょうか?
福井さん「RefFプロジェクトメンバー、マーケティング担当者、開発メンバーらが集まり、方向性を探るための打ち合わせを重ねました。
マミーポコパンツは赤いロゴと『ドラえもん』が印象的なブランドです。その印象を残しながら『RefFプロジェクトの水平リサイクルを表すものは何か』を検討し、環境にやさしいイメージを伝える色や素材の質感、そして植物や循環を表す矢印などのモチーフを共通認識として絞り込んでいきました」
ーRefF商品の発売がスタートしています。意気込みを教えてください
福井さん「店頭では一部地域での発売となりますが、RefFプロジェクトとしての一歩を踏み出す結果となることを期待しています。今後、RefFのメッセージをのせたブランドが広がっていってほしいです」
◎デオトイレ担当 熊田さん
ーデオトイレのデザインを制作する際に、こだわられたことは?
熊田さん「通常、ベビー用品とペット用品が同じ棚に並ぶことはありません。ですが、今回の『デオトイレ 消臭・抗菌シート』はRefF商品として、店頭でマミーポコパンツと並んで商品棚に置かれることもあります。マミーポコパンツのデザインを踏まえながら、“RefFブランド”“猫ちゃん用の『デオトイレ 消臭・抗菌シート』”の両方が成立するようにしています」
ー環境への働きかけとしてデザインに反映されていることはありますか?
熊田さん「環境への配慮として、印刷に特色を使用せず、インク数を減らしています。今回のパッケージのように、薄いベージュのような色は通常よく使うインクでは出しにくいというハードルはありますが、RefF商品ということでトライしました。今後も環境とデザインとしての見映えが両立するよう工夫していきたいです」
ーRefF商品の発売がスタートしています。意気込みを教えてください
熊田さん「今回はペット用品でのRefF商品は『デオトイレ 消臭・抗菌シート』のみですが、今後は“RefFプロジェクト”という1つのブランドとして、カテゴリーを超えて成長してほしいと考えています」
あとがき
最初のnote「『紙おむつから、紙おむつへ』のリサイクル!ユニ・チャーム『RefF(リーフ)プロジェクト』公式note、はじまります」を公開してから約2年。
ついに!!
RefF商品の一般発売がスタートしました!
みなさんにRefF商品のお知らせをできる日が訪れて、私もとても嬉しいです。
そして2024年3月、ついに「尿吸収製品用リサイクルパルプ」のJIS規格が制定されたんです!
紙おむつのリサイクルから生まれた素材の安全性や品質の基準が示されることで、一般のお客様により安心して使っていただけるのではないかと思います(「リサイクルパルプを使った紙おむつ」の安全性については、北里大学の花木秀明先生の記事でも詳しくご紹介しています)。
いつもの紙おむつ、いつものペット用品と同じように、“使用済み紙おむつのリサイクル”から生まれた商品を使ってみてくださいね。
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★RefFのブランドサイトができました!
ユニ・チャーム「RefFプロジェクト みんなでつくる、みらいサイクル。」