世界のユニフォーム~こんなに違う! 各国の「色」のイメージ~
同じ黄色でも国別で色イメージが異なる?
みなさんは、「黄色」を見るとどんな気持ちになりますか?
日本人は黄色に対して、
・楽しい
・明るい
・面白い
といった、ポジティブなイメージを持たれている方が多いかもしれませんね。
しかしお隣の国、中国ですとどうでしょう?
中国では、黄色は長きにわたり「皇帝の色(インペリアルカラー)」として、非常に高貴な色として扱われてきた色です。
一般市民は着てはいけない色、「禁色(きんじき)」であったことから、現代の中国においても「特別な」、「色気のある」色イメージとして認識されています。色の扱いが日本とは大きく異なるんですね。
ヨーロッパにおける「黄色」のイメージ
アジアでは、そんなふうに良いイメージを持たれる傾向にある黄色。
ヨーロッパではどうなのでしょうか?
キリスト教圏であるヨーロッパは、イエス・キリストを裏切ったユダがある絵画のなかで黄色い服を着ていたことから、黄色=「異端」、「裏切り」といったネガティブイメージを持たれやすくなっています。
スペインの異端審問においても、異端者と見なされた人が黄色を着せられていた歴史があり、アメリカにおいても1番信徒が多いのがキリスト教のため、黄色への色イメージがヨーロッパと似ているのです。
赤は日本では「情熱」、ガーナでは「喪」
日本では「情熱」、「勝利」、「女性」という色イメージがある赤色。
国旗の日の丸にも採用されており日本人的な感覚ですとポジティブなイメージの強い色ですが、ガーナでは喪服に黒と赤を用いることから赤=「喪に服
す」、「怒り」などの色イメージがあります。
ユニフォームにも表れるナショナルカラーの違い
サッカーのユニフォームにも、その国の色イメージが表れています。
たとえば、日本のサッカー日本代表は青、
オランダのユニフォームはオレンジ、
ポルトガルは緑と赤といったふうに、必ずしも国旗の色を採用するわけではありませんし、意図も様々ですが、国旗にある色をユニフォームにも採用す国が多くなっており、やはり各国それぞれの想いが色に表れているといえます。
作業着や事務服の色、機能性だけでなく色にもこだわってみませんか?
会社のユニフォームも色を意識して選んでみると、思いもよらない相乗効果が生まれるかもしれません。
・これから会社に事務服~ユニフォームを導入したい
・色についてはいつも無難なものを選びがち
という方はぜひ、色イメージを参考にしつつユニフォームを選んでみましょう。
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