「もう中学生大会」の、はなし。#32
昨日は、久しぶりにお笑いLIVEを堪能してきました。
「第一回 もう中学生大会 9」という、ルミネtheよしもとで開催されたゴールデンウィークのビッグイベントです。
https://magazine.fany.lol/156876/
この「9」が意味するものは9回目とのことで、
じゃあ頭についた「第一回」は?については、
初回開催時につけたものが取れなくなってしまった、という説明がご本人からなされました。
底知れぬもう中ワールドの沼は、
私が身につけた常識では、到底太刀打ちできるものではありません。
私はまだファン歴が浅い方かもしれませんが、
約2年前にもう中さんの単独ライブに赴いてからというのも、
すっかり、彼が作り出す劇場空間の虜になってしまいました。
*初めて参戦した単独ライブは、クリスマスイブに開催されたものでした。
満席の会場のほとんどが女性。クリスマスにもう中ワールドに浸かりたくなる気持ち、今ならよくわかります。
さて、この日の「もう中学生大会9」は、
もう中さんが考案した奇想天外なゲームに、
仲の良い芸人さん達が挑戦して競い合う、という企画でした。
ここに集う芸人さんもかなりの豪華メンバーで、
偶然にも、FUJIWARA 藤本さんの劇場復帰作一本目とのことでした。
大会という形式だったので、しっかりと開会式も執り行われ、
式次第には「大会旗掲揚」もありました。
そこで掲げられたのは、お馴染みの大きな模造紙に、”プリンターの絵”のみが描かれた旗。
ゆずの「栄光の架け橋」をBGMに、ゲームマスター・もう中さんからは、
「プリンターのようであれ。」という解釈難易度の高いメッセージが届けられました。
芸人さん達がルール無用・無茶振り三昧の不思議なゲームに翻弄されながら、当のゲームマスターは終始ご満悦の表情。
そんな昨日の舞台の流れを思い出しながら、テキストにまとめてみようと思ったのですが、私の消化不良なのか理解不足なのか。
あんなに腹を抱えて笑っていたのに、今ここでは面白ポイントをうまく説明できる気がしません。
でも、これこそが彼が生み出す空気感のなせる技であって、
LIVE・劇場の良さはここに凝縮されていると思うのです。
周りにいるお客さんは、みんなが笑いを求めてその場にきているという安心感。その場にいると、不思議な間が数秒開くだけでもなんか笑っちゃう、あの感じ。
最近は、芸人さんのネタが切り抜き動画で無限に上がってくるので、
言葉のキレとかセンスを見て好きになることの方が多いのかもしれないですが、人の良さが滲み出ているもう中さんが、「うるさいんだよー!」と声高に叫んでいるだけで笑いになる、そんなもう中劇場の空気感が抜群に好きだなぁと改めて思いました。
(もちろん、もう中さんの狂気じみた大喜利やネタ動画を見るのも好きです。)
そして私はこの日、初めてお笑い好きな後輩を誘ってみました。
前々から同僚女子とプライベートで会うことを密かな目標に掲げていたのですが、
この度、「もう中学生大会」のおかげで実現することができました!(嬉)
単独ライブに誘うのは少しハードルが高かったのですが、
豪華ゲストの顔ぶれを見て、これなら抵抗なく誘える!チャンスだ!と思ったのです。
彼女はどちらかというと、自分では選ばないであろう舞台に、
怖いもの見たさで来てくれたという感じだったと思いますが、
3,000円でとんでもなくクオリティの高いエンタメを見たと、満足度高めに喜んでもらえたようです。(嬉②)
素敵なゴールデンウィークの思い出を、「もう中学生大会」で色濃く残すことができました。
人を傷つけない、ピュアなお笑い。
もう中学生さんの心理的安全性の高い芸を、これからも追いかけていきたいと思います。