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ロビンフッダーの活躍と「株式市場の進化」

昨今の$GME や $AMC の値動きについて、機関投資家が焼かれたという判官贔屓な部分を横に置いたとしても、自分は結構、好意的に受け取っている。

もちろん違法行為はアウトだが、合法と違法のスレスレを攻め、万人が目を向けない手法にいち早く気づき、プロの投資家を出し抜いたというドラマが好きなのだと思う。

より高い視点から相場を俯瞰する

皆が株価を方眼紙に書き写し、ちまちまチャートを作成していた20世紀半ば、「コンピューター」という機械の発展にいち早く気づき、システムトレードを作り上げた者は多くの投資家を出し抜くことができた。

同様に、超高速取引を行うことで、巨額のサヤを稼げる事に気づいた者。十億分の一秒を節約するため、光ファイバー通信回線をひたすら一直線に敷設しようとした者。twitterに流れる文言を解析することで、相場の波が捉えられることに気づいた者。過去のチャートを読ませ、未来の値動きを予測するAIを開発しようとする者…。

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彼らは、一般大衆より一つ高い視点から相場を見ているのではないかと思う。日夜、テクノロジーを応用し、どうすれば全ての投資家を出し抜けるのか、思考を重ねているのだろう。

一匹目のどじょうは美味い

そして2020年末、コロナ禍による異次元の金融緩和・ロビンフッド・reddit・空売り機関投資家を掛け合わせることで、前代未聞の仕手戦を繰り広げられる事に気づき、多くのロビンフッダーをけしかけた旗振り役がいたのだと思う。彼の先見の明には感嘆させられる。

システムトレードも超高速取引もAI投資も、その手法が現れた当初は優位性があり稼ぐことができるが、二匹目、三匹目のどじょうになるにしたがい、市場に織り込まれ、稼げなくなっていく。また、規制も入っていく。

redditにも早速、規制が入ってきた。多分、場所を移し、アングラ化して同じような手法を行おうとする者も出てくるだろうが、機関投資家もそれに対抗する措置を取るだろう。そうして株式相場は"進化"していく。

走り続けないと淘汰される

進化といえば、「赤の女王仮説」というものがある。

これは生物が進化する際に繰り広げられる果てしなき軍拡競争を説明した理論で、「その場にとどまるためには、全力で走り続けなければならない」というもの。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E3%81%AE%E5%A5%B3%E7%8E%8B%E4%BB%AE%E8%AA%AC

生き馬の目を抜く株式市場では、常に新しい手法に目を光らせ、そこに自分をフィットさせていかないと、すぐに淘汰されてしまう。

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株式市場の進化を体感できる今は最高に楽しい

異次元の金融緩和という“環境の変化”によってこれまでの生態系が大きく変化し、新たなプレーヤーが株式市場に参入してきた。すそ野が広がると、波乱の数も増える。今後も奇想天外な手法が現れるだろう。

日々、「株式市場の進化」を目の当たりにできる今は、最高に楽しい波乗り🌊時代なんじゃないか、ということを考える今日この頃です。

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