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資産を2倍にするには20%上昇銘柄がいくつ必要か?(源泉徴収あり 編)

先日、こんな記事を書きました。

一言で結論を言い表すと、分散投資していると、かなり小波を乗り継いでも資産はあまり増えないよね…というものです。

上の記事では簡潔に書くために、10%の上昇率をそのまま10%増加として計算しました。しかし、特定口座(源泉徴収あり)で売買している場合、利確した瞬間に約20%(実際は20.315%)の利益が強制的に証券会社に預けられてしまいます😥😥

この20%は無視することができないと思い直し、改めて計算してみました。

結果

PF100%のアクティブ運用__比較↓ (表の見方は前半記事をご覧下さい)

スクリーンショット 2021-02-19 2.04.48

PF50%のアクティブ運用__比較↓

スクリーンショット 2021-02-19 2.04.29

PF20%のアクティブ運用__比較↓

スクリーンショット 2021-02-19 2.04.21

PF10%のアクティブ運用__比較↓

スクリーンショット 2021-02-19 2.03.29

まとめ

資産を2倍にするためには…
PF100%のアクティブ運用で(源泉徴収なし)
 ┗ 100%📈の銘柄を1匹つかまえる
 ┗ 50%📈の銘柄を2匹つかまえる
 ┗ 20%📈の銘柄を5匹つかまえる
 ┗ 10%📈の銘柄を8匹つかまえる

PF100%のアクティブ運用で(源泉徴収あり)
 ┗ 100%📈の銘柄を2匹つかまえる(+1)
 ┗ 50%📈の銘柄を3匹つかまえる(+1)
 ┗ 20%📈の銘柄を5匹つかまえる(+0)
 ┗ 10%📈の銘柄を9つかまえる(+1)

ーーー
PF50%のアクティブ運用で(源泉徴収なし)
 ┗ 100%📈の銘柄を2匹つかまえる
 ┗ 50%📈の銘柄を4匹つかまえる
 ┗ 20%📈の銘柄を8匹つかまえる
 ┗ 10%📈の銘柄を15匹つかまえる

PF50%のアクティブ運用で(源泉徴収あり)
 ┗ 100%📈の銘柄を3匹つかまえる(+1)
 ┗ 50%📈の銘柄を4匹つかまえる(+0)
 ┗ 20%📈の銘柄を9匹つかまえる(+1)
 ┗ 10%📈の銘柄を18匹つかまえる(+3)

ーー
PF20%のアクティブ運用で(源泉徴収なし)
 ┗ 100%📈の銘柄を4匹つかまえる
 ┗ 50%📈の銘柄を8匹つかまえる
 ┗ 20%📈の銘柄を18匹つかまえる
 ┗ 10%📈の銘柄を36匹つかまえる

PF20%のアクティブ運用で(源泉徴収あり)
 ┗ 100%📈の銘柄を5匹つかまえる(+1)
 ┗ 50%📈の銘柄を9匹つかまえる(+1)
 ┗ 20%📈の銘柄を22匹つかまえる(+4)
 ┗ 10%📈の銘柄を44匹つかまえる(+8)

ーー
PF10%のアクティブ運用で(源泉徴収なし)
 ┗ 100%📈の銘柄を8匹つかまえる
 ┗ 50%📈の銘柄を15匹つかまえる
 ┗ 20%📈の銘柄を36匹つかまえる
 ┗ 10%📈の銘柄を70匹つかまえる

PF10%のアクティブ運用で(源泉徴収あり)
 ┗ 100%📈の銘柄を9匹つかまえる(+1)
 ┗ 50%📈の銘柄を18匹つかまえる(+3)
 ┗ 20%📈の銘柄を44匹つかまえる(+8)
 ┗ 10%📈の銘柄を87匹つかまえる(+17)

雑感

やはり、回転数を増やせば増やすほど、20%の重荷は大きな影響を及ぼしてくることが分かります。

たとえば、PF20%のアクティブ運用で2倍に増やすためには、10%の小波×36回(源泉徴収なし)→10%の小波×44回(源泉徴収あり)と、8回も回転数を増やす必要が出てきます。

こう見ると、「10%で利確するのは早すぎる!」としか思えません。「含み益は幻、利確して始めて利益は現実のものになる」というのも事実ですが、細かな利確は慎むべきだな、と再認識しました。やはり、まずはリスク分散のために「打診買い」という種を撒いた上で、芽の出ない銘柄は”間引いて”すくすく育つ銘柄に資金を寄せ、さらに中長期目線で50%上昇、100%上昇を目指すことが、資産を増やすための手法ですね。

もし計算間違いなどに気づきましたら、何なりとご指摘くださいませ。

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