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小学生の頃鼓笛隊でトロンボーンをやったことがあるぐらいのレベル『Trombone Champ』

私の小学校では当時、6年生になると運動会で鼓笛隊を披露するという行事があった。今はもうないかもしれないが。
田舎ともあって生徒数は少ない方で、私の年代が最後の2クラスある学年だった。1クラスにおよそ25人ぐらい。そのため全員強制参加。
楽器はトランペット、トロンボーン、鉄琴、太鼓、指揮者などなど。私は背丈がある方だったのでトロンボーンをやることになった。正直、トロンボーン結構好きだったな。

なお、トロンボーンはこんな楽器。見たことあるよね?(本:楽器のしくみ 著:緒方英子)一応、学生時代にトロンボーンだけのコンサートに行ったことがある。その時買ったCD。

ふと、そんなことを思い出すゲームに出会った。
何故トロンボーンなのかはさておき、なぜが心が躍るのは一度実際に体験したことがあるからだろうか。


『Trombone Champ トロンボーンチャンプ』

タイトル画面はなんか禍々しい。

『Trombone Champ トロンボーンチャンプ』は2022年に発売されたトロンボーンを題材としたリズムゲームで、NintendoSwitch版は2023年9月15日に発売されている。
いわゆるリズムゲーで、画面左側から流れてくる音程に合わせてコントローラーを操作し演奏をする、至ってシンプルなゲームだ。
だが、繊細な操作と激しく流れてくる音符たちに圧倒され、なかなか難易度は高い。それにトロンボーンだからこそ、音程を外したときになんとも言えない情けなさがあって少し笑ってしまう。


ゲーム開始後、ストーリーからのキャラ選び

ゲームを始めると、急に「ついにこの時が来た・・・」と急にストーリが始まり、トロンボーン・チャンピオンの座を掴むことができるやもしれないと言われる。開発者のインタビュー記事がネットにあがっていたが色々パロディ要素を入れているらしい。開発者の遊び心がうかがえる。

トロンボーン・チャンピオンってなんだ。

ストーリが終わるとメニュー画面へ。シンプルな構造だが、アドリブ演奏や上級者情報など、トロンボーンの演奏以外にも楽しめる要素がある。
メインとなる「プレイ」については、シングルプレイの他に4人まで一緒に演奏できるモードが備えられている。友人や家族とやってみても面白いだろう。どんな感じになるのか少し気になる。

ちなみに上級者情報にはスコアアップの秘訣などが詳しく書いてあった。


早速プレイを選択。まずはキャラクターセレクトから。よく見るとキャラクターだけでなく楽器の色や種類も増えそうだ。

キャラクターの右下にある愉快と真剣はどういった意味があるのだろうか。。。


一番最初はウォーミングアップから

楽曲はなんと40曲以上。聞き覚えのある曲も結構あってやりやすい。ジャンルは様々でアレンジが加えられたりしているから面白い。

でも一番最初はウォーミングアップから。簡単な操作確認ができるようになっているので、コントローラーを調整したり、ゲーム操作を理解するにはちょうど良かった。

ウォーミングアップだけでももうすでに楽しい。

遊び方は至って簡単で、画面右から流れてくる音程に合わせてコントローラーを操作してボタンを押して演奏をする。うまく演奏ができると画面左上の「CHAMP」の文字がだんだん黄色くなり得点が加算されていく。
もちろん管楽器なので、ちゃんと息継ぎシステムがある。息切れしてしまうので演奏するボタンの押しっぱなしは出来ない。タイミングよくボタンを押す必要がある。

画像右下あたりにある横棒が演奏する音程。息切れシステムは斬新。

プレイスタイルは4種類

スイッチのコントローラーでプレイする際には、プレイスタイルを4つのうちから選ぶことができる。どれも手軽に試すことができるので、自分にあったらやりやすい方法を見つけることができる。トロンボーン特有の操作感とマッチしているが、やはり結構難しい。これ、本当にうまくできるのか??と思わせられる感じが、やりごたえがありそうでわくわく感が高まる。
パソコンで演奏する人はマウスでやっているのだろうか、それはそれでとても難しそうだ。

手首だけの操作よりも腕全体を使ったほうがやりやすい印象。


演奏が終わるとスコア発表

演奏が終わるとスコアが出る。Sランクが最高?だろうか。グラフを選択するとより詳しく見ることができるが、まだよく見方がわからなかった。またプー貨とはなんなんだろうか。疑問があるゲームこそやりがいがあるもんだ。

やりこみたいけど、だんだん腕が痛くなる。

それにコントローラーの設定が結構重要で、設定がうまくいかないと、もう腕が稼働しないいちに判定がきてしまいすごい体勢になる。あと、本当に腕が痛くなる。かすかな筋トレ。


やってみて楽しかった曲3選

個人的やってみて楽しかった曲を紹介する。曲を知っているかが一番大きな点だが、難しすぎても楽しめないので、楽しかったという観点で3曲選んだ。

【1曲目】ベートーべンの交響曲第5番 

背景の圧が強い。

難易度:★7
曲の時間:1分41秒 84BPM
曲紹介:1808年 ・最も有名なクラシック曲のひとつ。ベートーベンのマジな名曲。
感想:誰もが聞いたことある曲なのでメインのところはわかりやすい。でも音の数が多い。メインじゃないところも階段状に音程が上がっていったり、スピードが求められるので楽しい。曲がメリハリあるので止めを意識するとなお楽しい。

【2曲目】歓喜の歌

この難易度ならSランクとれました。

難易度:★2
曲の時間:1分43秒 120BPM
曲紹介:1824年 ・フリードリヒシラーによる頌歌を大まかに基にしたこの神々しい曲。1972年に「欧州の歌」として選ばれた。
感想:これも聞いたことがある曲なのでやりやすい。先程の交響曲第5番 にくらべるとめちゃくちゃ簡単で、おおよそ同じ曲の長さなのに体感がぜんぜん違う。終盤の盛り上がるところは背景の圧もあってかテンションが上がる。

【3曲目】コロベイニキ

だんだん曲が早くなっていくのが面白い。

難易度:★7
曲の時間:3分2秒 150BPM
曲紹介:1800年代 ・有名なパズルゲームで、このロシア民謡を知っている人も多いはず!オリジナルは旅商人と女性の出会いの物語を歌っている・・・このバージョンでは、ボーカルがトロンボーンのプープー音に置き換えられているため、物語は皆無である。
感想:有名なパズルゲーム=テトリスと一発でわかる曲。聞いたらテトリスのイメージしか思い浮かばない。知っている曲なのでやりやすかったし、最初ゆっくりなのにだんだん早くなっていく為面白い。あと曲の時間が長いから耐久的なとこもあって難しい。いつ終わるんだと思いながら必死に演奏してしまう。ハイスコアは現状Aランク。


まとめ

トロンボーンの動きを生かしたゲームになっていて、トランペットではなし得ない繊細さを楽しむことができる。みんなでワイワイやっても面白いでしょう。人が集まった時はぜひ。
「何よりも大切なのは、君が今から奏でるきれいでジューシーな音楽を楽しむことだからね!」ってゲーム内でも言っている。それに尽きる。

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