何も分からないダークソウルで今更だけど天下をとっていくぞ。【DARK SOULS】前編
「ダークソウルはまるで営業のようだ」と、昔働いていた会社で先輩に言われた事がある。その先輩は会社の営業部で、新人だった私は補佐役のような社内雑用係だった。
これは私がダークソウルというゲームを今更やって天下を目指す記事だ。(天下というのはゲームクリアを指します)
経緯
先輩は営業部の中では新人で売上もそこそこで、でも人一倍優しい人だったと思う。年も近かったのでよく仕事を教えてもらっていた。世渡り上手なタイプではなさそうだったけど、新人の教育や手伝いは率先してやる良い先輩だった。
仕事終わりに休憩所で会った時に、休日は何をしているのか、という当たり障りのない先輩からの質問に対して私はPS3のゲームをしていると回答した。今思えば社会人としては面白みのない自己中心的な回答だったかもしれない。まぁそこまで期待もされてないか。
話をしているとなんと先輩も色々ゲームをやるようで、中でもダークソウルを楽しんでいると言われた。まるで営業をしている気持ちになると言っていた。冗談かもしれないけど。
それがどういう意味だったか、その時はよく分からなかったが、ダークソウルは所謂死にゲーだ。
「敵が強い。何度も立ち向かって、なんとか立ち回って勝って勝利をもぎ取る。それを幾度となく積み重ねて、装備も良くして自分も成長して。でも敵が強すぎて歯が立たない。何度もやるしかない。まるで営業なんすよ、取引先に商品持っていったら色々言われて返されて、でも次はこれでまた営業に行って商品を買ってもらえる。あの取引先はめちゃくちゃ強いボスがいて、とか勝手に考えてます」
と。
それはもう、どんなゲームや事柄にでも言えそうなことだなと思いながら聞いていると、ソフトが余ってるというので翌日貸してくれた。
が、私がゲームをクリアする前に体調を崩されて会社をお辞めになってしまった。ソフトを返すと連絡すると、余ってるからそのままもらってくれ、と言われた。
といいつつも、私も私で先輩が辞める前に別部署に移動となり、内勤ではあったが残業も多く、ほぼ毎日の残業、日付が変わりそうな時もあった。当時好きだった音楽やゲーム、漫画は全て手がつけられなくなって興味が沸く前に体がもたなかった。家に帰っても寝るだけで、借りていたダークソウルには手付かずとなってしまったのだ。
当時キャラメイクと最初のボスあたりまではやった気がするが、それ以降手がつかなくなってしまった。
それにこのゲーム、死にゲーと言われるだけあってめちゃくちゃ難しい。雑魚敵も地味に強い。(営業ってこんなに厳しい世界なのか??とここで言っておいたほうがいい気がする)
難しさも相まって、また、新しいゲームハードも発売されていきダークソウルは私にとってクリアできなかったゲームになってしまったのだ。
その後、私は生活の改善を求め転職を決断。5年目で仕事を辞めることになった。
今、私の手元には借りたソフトがある。
程よく健康な体もあるし、残業がない平日もある。
ある程度生活できるお金もある。
営業職に就くことはもう一生ないと思うけど、ダークソウルが営業に似てるって感覚はもう実感できないけど、とりあえず自分の中にうっすら残っている「未完のままのゲーム」を終わらせることが今ならできるのだ。
もう、やるしかない。リマスター購入。
どうせやるならと、リマスターを購入。やるからにはサクサクやりたい。ハードはPlayStation5でプレイする。
まず、ダークソウルというゲームが何なのか思い出そう。
ダークソウルシリーズ
ダークソウルはフロム・ソフトウェアより2011年に発売されたアクションRPG。名作と言えるゲームだ。世界観は中世のダークファンタジーを基礎とした印象。ゲーム難易度が高いため、プレイしている最中も良い緊張感があり、アイテムを拾ったときの高揚感や先の見えない恐怖。これこそこのゲームの魅力だろう。
公式サイトではソフトのラインナップやコンセプトなど閲覧が可能だ。関連グッズも見ることができ、私の好きなNPCである「ソラール」のフィギュアが発売されていた事もあったらしい。今でも欲しい。
難点は「難しさ」だ。
正直得意な分野ではない。もしかすると普通に難しくてクリアできないかもしれない。
あと、名称を覚えられないので、せっかくだからボスの名前とかちゃんと忘れないようにメモしながら進めていこうと思う。
1日目〜1週間の出来事
何言ってるかわからないオープニングムービーを終えると早速キャラメイクが始まる。素性と贈り物の選択が大きなポイントだ。
ゴツめよりも、スピード重視で、ステータスは「技量」を爆上げするスタイルで行くことを決意。メリットがあるかはわからない。体力と持久力はほどほどに足りないと感じたら上げていこうと思う。
贈り物に「万能鍵」があるが、盗人は初期装備らしいので体力を少しだけあげる指輪「小さな生命の指輪」にした。
北の不死院 〜最初のボス〜
始まりは牢屋から。鍵を開けて先に進み簡単なチュートリアルを進めながら確認。確かにこんな操作だったなぁ。
そして、案外前やった箇所を覚えている。横に抜け道があって、なんか鉄球みたいなのが飛んできて。何度も同じ敵と戦うからだろうか。すごく覚えていて、なんだか嬉しい。そんなこんなでボス戦へ。
最初のボスは「不死院のデーモン」だ。とりあえず難なく撃破。
その後大きなカラスに連れて行かれ、しばらくのホームとなる「火継ぎの祭祀場」へ向かう。
火継ぎの祭祀場 〜NPCとの交流の場〜
到着。このマップもよく覚えている。ここからいろいろな場所へ向かうことができるが、とりあえずアイテム回収とNPCに会いに行く。
なんとなく、ダークソウルのシステムを思い出してきた。
敵を倒すと画面右下にある数字(ソウル)が溜まり、これを消費して自分のレベルをアップしたり、アイテムを購入したり武器を修理させたり。強い敵を倒すほどもらえるソウルが多くなる。そして自分の体力が無くなり倒されてしまうと、溜めてきたソウルはゼロになる。だが死んだ場所まで戻ることができればソウルを回収することが可能。ソウルを沢山持っているときに死んでしまったら、それはもう死に物狂いで取り戻しに行くのだ。もちろん復活するポイントは篝火からなので、離れた場所で死んでしまうと取りに行くのも困難となる。
そしてもう一つ、重要なアイテムとして「人間性」がある。これも拾うまで全く忘れていたが、ダークソウルには亡者と生者というシステムがある。
一度死んでしまうと篝火で復活するのだが、よくよく操作するキャラクターを見ると防具の隙間からすんごい顔が見える。一度死んでしまうと亡者となり、ゾンビみたいな見た目になってしまうのだ。
操作上は特に変わりないのだが、生者に戻るためにはこの「人間性」が必要となる。また、注ぎ火(回復アイテムのエスト瓶が増える)という行動にも人間性が必要で、あるに越したことない重要アイテムだ。
そういったシステムはプレイしていくことで少しずつ思い出していった。
次は火継ぎの祭祀場から、つながる「城下不死街」へ向かう。
城下不死街・城下不死教区・不死街下層
この不死がつくエリアは結構好きだ。敵がまだ優しい。パリィしやすい敵が多いのでいい練習になる。
第二のボスである「牛頭のデーモン」は前回プレイしたときの記憶が蘇り、はしごを登って落下攻撃をひたすら繰り返した。(こんな戦法でこのあとやっていけるのか・・・)はしごを登っている途中で攻撃されてしまい、何回か死んでしまったがそこまで苦戦を強いられなかった。
火を吹くドラゴンがいる近くでNPCの「ソラール」との出会いがあった。
篝火の近くで、カンカンとずっと音がするので向かってみると「鍛冶屋のアンドレイ」と遭遇。その先の道を進むとボスの表示は出ていないが、顔がない大きな石像の敵が。
篝火も近いので何度か挑戦したが倒せなかった。
どうせならとその先の森へ言ってみたが、松の木みたいな敵に食べられてあっけなく死んでしまった。
まだ早いエリアのようだった。
篝火の反対側には教会のような建物があり、最上階へ行くとボス戦が待ち受けていた。ボスは「鐘のガーゴイル」。フォルムがかっこいい。
結構わかりやすい動きで、地道に敵の横を回りながら攻撃。吹っ飛ばされてしまう攻撃が多いため落下死が多かった。
そしてやっとの思いでボスの体力を半分まで減らしたところ、なんともう一体同じボスが登場してきた!!そうだったっけ!!?
と思っていたら炎のブレスにやられて死亡。急に難しい。火炎壺とか投げてみたけどあんまり効かないし、うまく避けられたりして勝てない。
そういえば、先程出会ったソラールは助けてくれないのか?と思ったら私が亡者であるとソラールに助けを求められない事が判明。「人間性」を消費してソラールと一緒にチャレンジ。
鐘のガーゴイルがいたことはなんとなく覚えている。前回このガーゴイルを倒せずに、諦めたのでは?と思われる。
無事に鐘を鳴らすことに成功。
「下層の鍵」を手に入れて、扉を開けて進む。ここからは前回プレイしていないと思われるので、もうわからない。
敵に素早い犬がいたり、自分と同じ盗人のアクロバティックな動きを見たりしながら進むと、思ったより早くボス「山羊頭のデーモン」と戦うことになった。エリアが狭く、また犬が2匹いる。犬を倒すことができず苦戦。1vs3で勝てるわけがない。
奥にちょっとした階段があるので利用しながら攻撃を避け、まずは犬を倒すことに成功。犬さえ倒せば結構いける。こちらも何回か死にながらクリア。
そして次なるマップへ進むの鍵を手に入れた。
最下層 〜なんかジメジメしてる〜
最下層へ進むと、はじめは弱い敵ばかりで安心していたが、遠くにちらっと見える包丁を持った体格の良いおじさんがいる。肉切ってるのか?倒したらずた袋くれました。その先でもう一体出てきたので倒してNPCを救出。
こういったジメジメして暗いエリアは、分岐がたくさんあると正直怖くない道を選んでしまいがちだ。だがそれが不幸を招くことになる。
歩いていると床に穴が空いている。
落ちた地には全く知らない敵が!カメレオンみたいなカエルみたいな。
しかもたくさんいる。攻撃パターンが読めないが、なんかヤバめな息を吹きかけてくる。少し食らうと、よくわからないメーターが出てきてダメージが蓄積されている。
メーターが満タンになるとなんと、石化。
粉々になり、気づいたら死んで火継ぎの祭祀場の篝火に戻っていた。
結構溜まっていた5000ソウルを失う。今思えばアイテム使って帰ればよかった。。。
復帰するも、よく見ると、体力が半分しかない!!
あの息のせいか。。。(必死すぎてスクショ取れなかったし、失ったものが多すぎて立ち直れない)
しかも最下層でまだ篝火を見つけられていないし、穴から落ちたのでどこで死んだかわからないし、またあの敵と戦わなければならない。
火継ぎの祭祀場にいるNPCに聞くと「小ロンド遺跡」に呪いを治療してくれるNPCがいるらしい。アイテムを買うこともできるらしいが、6000ソウルいるらしい。無理だ。今集められる精神状態ではない。
小ロンド遺跡に早速駆けつけるが、NPCがどこにいるかわからず幽霊のような敵に攻撃され撃沈。
ここは泣く泣く攻略サイト(先人たちの知恵)を見てひたすらダッシュ。何回か死んだが、やっと出会うことに成功。
その後、行くのを躊躇ってた上からスライムみたいな敵が降ってくるゾーンを進んでみると案外近いところに篝火が。とりあえず一安心。そこから難なくボスまでたどり着いた。
最下層のボスである「貪食ドラゴン」との戦い。動きは結構シンプルで、正面にいると強い攻撃を食らってしまうので、なるべく背後をとるようにして攻撃。しっぽを切断することができたので戦いやすかったが、吐瀉物だけはよく分からなかったまま食らってしまい何回か死んでしまった。なるべく離れるが吉だ。
前編・まとめ
現在のプレイ時間は12時間。
結構昔やったところは覚えていて良かった。未開の地は怖すぎたけど思ったより戦えて楽しくなってきた。ステータスや武器がまだ良くわかっていないけどなんとかやっていけそうだ。
久々のやりごたえに仕事中もダークソウルのこと考えてしまうポンコツになりつつあるが、ダークソウルの世界に異世界転生する漫画とかあったら面白そうだなーとか考えてた。まだ全然ゲーム進んでないのに笑
わからないところは先人の知恵を借りて攻略を見ようと思います。でもなるべく見ないで行きたいけど、でも重要な要素を見落としたくないという気持ちもある。これクリア出来るのだろうか。
次は記事の中編で!
クリアできることを祈る。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?