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#熱ドラ【スワローズ陣営】仮想ドラフト指名編
さて、前回投稿ではスワローズの戦力分析を行いましたので、次はその分析をもとに今回の#熱ドラにどのような獲得プランを描いたのかと、その結果としての獲得選手について書いていきたいと思います。
なお、事前に行った戦力分析についてはこちらからご覧ください。
1.指名人数と優先順位
前回記事と一部重複になりますが、まずは大枠として指名人数と指名に当たっての優先順位を決めました。指名人数については直近5年間のドラフト指名内容を参考にしました。
※赤=投手、青=捕手、黄色=内野手、緑=外野手です。
毎年最低6人、多い年で8人の指名を行っており、スポニチの5/16付け記事での橿渕スカウトグループデスクのコメントから今年も7名前後の指名を行うと考えました。
「(ドラフト指名の)人数は例年並みの水準にしたいけど限度がある。今年の(候補)選手は不憫」
リアル感を求める意味でも、まずはこのコメントをもとに7名の獲得を大枠の人数として決定しました。
次に優先順位です。
本番に向けて、サポーターのマイエットさん(@Myette23)・よーぺーさん(@baysapo)の2人とは3度会議を行いました。最初の会議では①戦力分析の結果の共有、②指名人数7名程度、③育成指名の参加、の3つをまず合意をとりました。戦力分析の結果として、強打の内野手の獲得と先頭打者を任せられる外野手の獲得を上位で目指すことになりました。
特に山田哲人選手についてFAをした場合は勿論、FAをしなくてもいつまでセカンドというポジションを任せられ続けるかという点を不安視しました。日本代表ではファーストを守ることも多く、彼の守備負担が今後重くなってきた際に打撃により比重をかけるために一塁コンバートも視野に入れれば尚のこと、打てて二遊間を守れる内野手の必要性は増します。
初回の会議でこの2つの優先順位が最上位であることを共通して認識できたことで具体的な選手の選定に移ることができました。
2.実際の指名
さて、上記の優先順位をもとに行った指名を振り返ってみましょう。
#熱ドラ
— シュバルベ (@love_uni31) July 11, 2020
東京ヤクルト支配下指名まとめ
1位牧秀悟・内野手(中央大)
2位五十幡亮汰・外野手(中央大)
3位中川颯・投手(立教大)
4位中森俊介・投手(明石商)
5位下志音・外野手(広島新庄)
6位山下舜平大・投手(福岡大大濠)
7位関本勇輔・捕手(履正社)
1位の強打の二遊間候補として指名したのは中央大学の牧秀悟選手。19年は春・秋通算で86打数33安打(打率.383)、3本塁打。四球も18選び、三振はわずか9個。7月の日米大学野球でも全試合で中軸を任され、ここでもホームランを放ちました。この打力に加え、1年春から遊撃手として出場していた守備も上手く、私が現地で見たのは2試合だけですが二塁手としての評価も今年の選手の中で一番だと認識しています。
春季キャンプでは遊撃の特守も受けていたようで、その動画がこちら。
これを見て、あぁこれはプロ入りしてから遊撃としても可能性があるなと感じ、一位は牧選手に行くことを決心しました。サポーターのお二人にもこちらの動画は見てもらい、競合上等で満場一致の決定となりました。まさか5球団競合になるとは思ってませんでしたが笑
また、牧選手が外れた場合は同じく内野でコアプレイヤーとなりうる選手として、内山壮真選手(星稜)、細川凌平選手(智弁和歌山)、土田龍空選手(近江)の3人をリストアップしていました。あくまで一位は強打で二遊間を守れる選手という方向性を貫き、投手なら二位以下でも十分いい選手が獲得できる、という判断に基づいています。
牧選手を一位で取れたケースをAプランとして、その後の進行を考えていました。二位を考えるにあたって、1番を任せられる外野手と先発投手を天秤にかけた時、より緊急性が高いのはベテランが主力となっている外野手だと判断しました。右打者は渡邉選手・濱田選手がいるため、25歳以下で1人もいない左打者であればさらに優先度が上がると考えました。
候補として出たのは、五十幡亮汰選手(中央大)、逢沢崚介選手(トヨタ自動車)、来田涼斗選手(明石商)、瀧澤虎太朗選手(早稲田大)の4人。いずれもパンチ力のある左打外野手で、足も使える選手です。ベストプランでは五十幡選手がこの中でも最も成長著しく、攻守にわたり1番センターの座にふさわしいと決定しました。日ハム、巨人の一位指名も外れが重なったらあるかと思いましたが、残っていたことで想定通りとなりました。
五十幡選手は三年生になって盗塁の意識も大きく変わりそれまでの5季で11個だったのが、三年秋だけで9盗塁。さらに日本代表合宿で見せた逆方向への力強いバッティング。
「サニブラウンに勝った」脚力だけではプロの世界での活躍はできません。足が速いだけなら、ポジショニングで出塁を阻止できてしまうためです。単打しかなければ内野は前進し、特に三遊間を前に出すことで対策が取られてしまうのです。少し前までのスワローズ山崎選手や、オリックス西浦選手などもまさにこのシフトに悩まされてきました。これを破るにはどうすればいいか。
答えは簡単で、鋭いスイングと鋭い打球をファールになってもいいから見せること。抜かれたら長打になる、と思わせることができれば野手は前に出てきません。柳田選手や山田選手らの打席で内野安打を阻止するために前進するチームはありませんよね?笑
五十幡選手に関しては、その足もさることながら打撃の伸び代が大きく、東都で通年センターを守っている点を評価し二位の筆頭候補としました。二位でスルーした場合、三位までに残っている可能性は極めて低いということもあり、二位指名は正解だったと思います。逢沢選手が中日に三位で指名されたので尚更ですね。
Aプランは牧選手ー五十幡選手を第一路線としてもともと決定しました。ともに中央大のため、現実的には疑問符がつくものの、いまのスワローズの現状分析を行った結果の考えうる最良の選択肢はこれだった為、決行に移しました。小川淳司GMも中央大出身なのでええやろ笑という気持ちです笑
Aプラン通りに進み、三位・四位は投手で考えていました。マイエットさんがまとめてくれた三位・四位候補はこちら。
高卒投手がほとんど指名されていなかったので高卒左腕No.1の高田琢登選手(静岡商)を狙っていたのですが、さすがに上手くはいきませんね。大学3年間で49試合に登板、先発としても中継ぎとしても使い勝手の良いアンダースローの中川颯選手(立教大)を三位で指名しました。
【18春主力選手紹介】
— BIG6.TV (@big6_tv) April 12, 2018
立教・中川颯(②桐光学園)
1年春からリーグ戦に出場し、優勝も経験。マウンド度胸が光る長身サブマリン。アンダースロー独特の浮き上がる直球にスライダー、シンカーを織り交ぜ打者を翻弄。自他ともに認める強心臓ぶりが持ち味。#big6tv #六大学野球 #立大 pic.twitter.com/HdK7IyiIs2
浮き上がるような130km台のストレートに、変化球も横を広く使える好投手です。近年、高橋礼投手、青柳投手、與座投手らアンダースローの活躍が目立ち、スワローズは高津監督がいるのに加え山中投手も在籍しているため中川投手のような下手投げの育成も安心でしょう。
続く四位には高卒投手が欲しかったため、中森俊介選手(明石商)を指名しました。一年夏から三季連続で甲子園に出場している大舞台経験と、打者と勝負できるストレートを軸とした投球に惹かれています。こちらのインタビューでもわかるように、自身の課題を冷静に捉えており、技術面の向上心も強く頭の良さを感じさせます。
平均して140km中盤を投げることができ、19年ドラ1の奥川投手に次ぐ存在になれるポテンシャルは十分あるのではないかと思います。
ここまでの上位4人で予定通りの指名ができたため、かなり楽になりました。あとは高卒捕手、高卒外野手、高卒投手を各1名ずつ指名することも事前に決めていました。いい選手がいるポジションから指名する形で進行しました。
五位で獲得したのは高卒外野手の下志音選手(広島新庄)。マイエットさんにおすすめされ、こちらの動画を見ました。
アスリート型の外野手で、スイングは柳田選手を彷彿とさせる鋭さ。振り切ったスイングから繰り出される鋭い打球は18年ドラ4の濱田選手と対になる好選手です。高卒投手で小林樹斗選手(智弁和歌山)、川瀬堅斗選手(大分商)も残っていたので悩みましたが、四位で同じ右腕の中森投手を取れていたので外野手を優先しました。次の六位もすぐに来るので、小林・川瀬・山下のどれかは取れると考えた結果です。
六位では山下舜平大選手(福岡大大濠)を指名しました。189/93と大型で、最速153kmを誇るストレートの威力は動画でも圧巻です。
福大大濠の山下舜平大が
— 九州アマチュア野球 (@KYUSYUHOKUBU99) November 29, 2019
大阪桐蔭上位打線から
三者三振を奪う!
2番 伊藤 pic.twitter.com/DlJ1ePfju1
フォームはまだまだ荒削りで腰高な印象がありますが、それでも大阪桐蔭のクリーンアップを3連続三振に抑えるなどポテンシャルの塊です。160kmも目指せるかもしれませんね。同じ九州出身の梅野投手のように、早い段階から速球派の中継投手として出てきてくれるイメージです。将来はクローザー候補ですね。
最後の七位では関本勇輔選手(履正社)を指名しました。守備型の捕手としては高卒No.1だと評価しています。
ホームランも今月放ったとの情報もあり、16年ドラ5の古賀選手の尻に火をつける意味でも高卒捕手が欲しいところです。二塁送球のコントロールが良く、低めのフレーミングもチャレンジしていて今のキャッチャーとしてのトレンドを抑えています。スワローズには山田哲人選手をはじめ、履正社出身の選手が4人も在籍しており、関本選手にとってやりやすい環境ではないでしょうか。
3.育成指名
支配下で理想的な指名ができたため、育成では各自の推し選手を獲得していきました。まずはよーぺーさんの推し選手である若杉晟汰選手(明豊)。
#熱ドラ
— シュバルベ (@love_uni31) July 11, 2020
燕陣営
育成一位 若杉晟汰 投手(明豊)
サポーターのよーぺーさん推薦。支配下では獲得できなかった左腕で、右打者のインコースにも果敢に攻め込むマウンド度胸と投げ込める制球が持ち味。身体が大きくなったとの噂があり、球速上がれば上位指名も十分狙える好投手。
スライダーもキレキレで、支配下では獲得しなかった左腕として高卒上位に位置づけられる選手でしょう。身体の線がさらにがっしりすれば先発として十分力を発揮できそうです。
二位ではマイエットさん推薦の中内亮太選手(東亜大)。
#熱ドラ
— シュバルベ (@love_uni31) July 11, 2020
燕陣営
育成二位 中内亮太 投手(東亜大)
サポーターのマイエットさん推薦。ややトルネード気味のフォームのスリークォーターから力感あるストレートを投げ込む右腕。変化球の精度も良い。https://t.co/ZirnyGeEHH
地方大ながら150kmを超えるストレートと、変化球もある程度枠に収めることができており、ビハインド時の中継ぎなどですぐにでも投げられそうな投手です。
三位には私の推しの梅原愼之介投手(広島経済大)。
#熱ドラ
— シュバルベ (@love_uni31) July 11, 2020
燕陣営
育成三位 梅原愼之介 投手(広島経済大学)
オーバースローのようなダイナミックな振りかぶりからまさかのアンダースローで投げ込む一推し選手。クセが強い。神宮大会でも堂々たるピッチングを見せ、コマンドを磨けばnext高橋礼になれるはず。https://t.co/IBym6rYuPt
陣営内でもクセが強いと好評(?)で、神宮大会でもマウンドを経験したアンダースローです。始動あたりはオーバースローにしか見えないので面白いですね。
四位は宗山塁選手(広陵)。
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— シュバルベ (@love_uni31) July 11, 2020
燕陣営
育成四位 宗山塁 内野手(広陵高)
1年で迎えた神宮大会で3番セカンドでスタメン出場し星稜奥川投手から2安打を放ったセンスの塊。身のこなしもそつなく、身体のバネの強さを随所に感じる。https://t.co/BaAmpYCQIA
他を寄せ付けず、大学生含めて一番のピッチを見せていた奥川投手から二本ヒットを放った印象は強く、広角に打てる内野手です。
最後の五位には元謙太選手(中京学院大中京)を指名。
#熱ドラ
— シュバルベ (@love_uni31) July 11, 2020
燕陣営
育成五位 元謙太 内野手(中京学院大中京)
投手としても140kmオーバーを投げるメカニクスの良さはサードの守備でも活きる。ホットコーナーを任せたい選手。スイングも鋭く、SB松田が理想系。https://t.co/g8To64C7V3
投手としても抜群の運動神経を見せる強打のサードです。
今回は育成で指名したものの、いずれの選手も支配下も十分あり得る高いレベルの選手たちで、実際のドラフトが楽しみです。
4.さいごに
はじめての仮想ドラフトですが、素晴らしいサポーターさんの支えで無事理想的な指名をすることができました。主催のKyoheiさん(@Kyohei_Draft)の素晴らしい運営も心地よかったです。
実際のドラフトは仮想を超える予想外が起きることも頻繁にあり、今回の参加でさらに楽しみになりました!
サポーターのマイエットさん、よーぺーさん、参加者の皆様、主催のKyoheiさん、ありがとうございました。次は違う球団でもやってみたいですね。