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高校生は原子シミュレーションに夢を見るか、なぜ僕は彼等に夢を見せたいのか、夜半のバーにいるおっさんとの類似性に気づいた話
前回の記事では、語ることが本質的にもつ危うさを確認したうえで、僕が何故か、高校生に向けた原子シミュレーションの入門書、という随分回りくどい形で、語り始めてしまった理由を探していることを紹介した。今回は後半の理由付けについて、もう少し踏み込んで考えてみたい。 ここで(前回の記事をみればわかる通り、僕は一々語ることに対してつける注釈というか予防線が長くなる傾向がある)まず一つ気づいておかなければいけないのは、多くの人、少なくとも僕にとって語ることというのは、これまた少なくとも語