「線は僕を描く」 映画もよかったけど
「線は僕を描く」を読んだ。
映画の方は公開してすぐに観に行ってて、良い映画だと感じていた 。
筆裁き、アニメーションなどの映像が見事で自分で、思わず自分も描きたくなるような魅力があった。そして、主人公の成長や、周りの魅力的な人たち、実に気持ちの良い。
だが、いい映画だけど少し物足りなく感じていたからだろうか、原作読んでみようというのが今回は抜けていた。
本がおもしろかったので、それを原作にした映画を観に行くと、物足りなく感じることが多い。
期待しすぎることもあるのだろう。
ならば逆は?
やはり、これまた原作の魅力を、まだまだ生かし切れていないように感じてしまった。
繊細な心の内が見事に映像化されていたとは思うが、原作はその数段上。
さらに奥深いなと思わせる水墨画の魅力。
これまた、イマジネーションの世界だからこその、映像を超える世界。
非常に緻密でありながら、優しい世界がそこにあらわされていよう思えた。
すばらしい作家さん。
こんな心の機微を表現できるようなりたいものだ。
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