天草
てんぐさ。
ところてんの原材料の海藻。
今日。浜に天草が干してあった。
天草場(てんぐさば)と呼ばれている。
もうそんな季節になったのか。
祖母もよく海に採りに行っていた。
天草は赤紫色をしているが。
干すと色が抜けて?白くなる。
しっかりと天日干しをして。
付着した石やゴミを取り除き。
皆どこかに売りに行く。
家でも夏によく食べた。
干した天草を鍋で煮て。
その液体を布でこし。
容器に入れて冷蔵庫で冷やす。
ゼリーみたいに固まるので。
包丁で長細く切り。
ところてん突き器に入れ。
ところてん突き棒で。突く!
なんともいえない。
ズニューという感触が堪らない。
醤油と酢とカラシを入れて。
ズルズル食べる。
市販品とはやっぱり違う。
しっかりした食感で。
素材の味が濃かった。
そんな事を思い出して。
懐かしい気分になった。
太陽の日差しと磯の香り。
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