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古代文字の魔除けや残暑も除けて欲し

・古代文字の魔除けや残暑も除けて欲し

フェイスブック友だちが、以前、中国雲南省・大理で、トンパ(東巴)文字の印鑑を作った、との記事を載せた。

世界で唯一の、生きている象形文字だ。
世界記録遺産にも登録されている。

母系社会である。
女性を表す文字は「大きい」と同意、男性のそれは「小さい」と同意だ。
トンパ文化の広さと深さを想像させる、ビジュアルが興味深い。

私も2002年、雲南省を訪れ、大理ではなく、世界文化遺産の麗江で、魔除けの小さな壁かけを彫ってもらった。
以後、我が家のトイレに鎮座し、「トイレの神様」的存在である。

麗江では、少数民族・ナシ族が纏う藍染衣装が目についた。
漢字と併記したトンパ文字の標識も点在する。
女性はまめに働き、男性はぶらぶらして喫煙に励む。

日中は木陰でたむろしている男性が多い。
畑仕事も家事も育児も女性が担う。
男性の仕事は何か?
インドでも同様の疑問を抱いたが…。

大理では、早稲田大学中国文化研究ゼミの教官と学生たちに出会い、中国論で大いに盛り上がった。
我々夫婦は酔っ払ってしまい、彼らにホテルまで送ってもらう始末。

この街はモダンな雰囲気で、お洒落なカフェがあり、外国人に人気がある。

さて、どの国でも、旧市街の繁華街に宿を取るようにしている。
夜も楽しみたいからだ。

しかし、昼と夜で豹変する店もある。
昼、気に入った茶葉を、美味しいからと夜買いに行ったら、
とんでもないものをつかまされた。
帰国後に気づいたが、中国・四川省・綿陽の老舗だった。

そしてマドリード。
昼歩いた道を、また歩くのはつまらない。
深夜に別の道を歩いていたら、強盗に狙われた。
唯一覚えていたスペイン語で「助けて〜」と叫んだら、奇跡的に助かった。

ところで今回、我が家のトンパ文字を初めて解明した。
「いつまでも艶やかに、美しく」という意味らしい。
今まで象形の面白さに惹かれていたが、内容はちょっぴり恥ずかしいかも?

20年ぶりの発見。友に感謝したい。

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