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秋うららネット句友と初オフ会 姫
ひょんなことから、ネット句友が近くに住んでいることを知った。
それなら会おうよ、とめでたくオフ会を開くことになった。
とはいえ2人だけだ。
いつものフレンチの後、平山郁夫展を観て…。
と、企画したが、老舗が業態変更のため、閉店したらしい。
この店は人気が高く、12月にも仲間で集う予定だった。
水曜日は飲食店の休みが多く、予約が難航したが、美術館に比較的近い場所にビストロ「アンジュ」を見つけた。
さて、初お目見えの我々。
zoom句会でたまに会うが、直対面はまさに初。
スラリとした姿勢の良い人。
クリエイティブなファッションが印象的だ。
聞けば、最近までバレエを教えていたとか。
共に結社ではないが、インターネットを通じて句会を行うグループに属している。
伝統俳句の彼女は、いつも高得点だ。センスのいい優しい句を作る。
長く芸術の世界に身を置いてきたからだろうか?
繊細で美しい俳句。
旧知のような感覚で、俳句だけでなく、私的な話もたくさん。
彼女の師匠は、何と私の姉弟子だった。
40年前、3年間学んで、俳句をやめたころ、姉弟子も新結社を作るために退会した。
以来会っていない。
今では重鎮として、俳句界で活躍しておられる。
私は昨夏まで、俳句とは縁遠い毎日を送っていた。偶然インターネット句会を知り、毎日3句、毎週5句、プラス@の投句を続けている。
過酷だが、日課にしている。
そのお陰で、今日のような出会いもあるのだ。
食事はハンバーグとサラダ、ガーリックトースト。溶けるように滑らかな肉に驚く。
午後は名都美術館へ。
敬愛する平山郁夫展だ。
私はシルクロードについて学んでいるので、平山の絵は欠かせない。
今秋も仲間と、山梨の平山郁夫シルクロード美術館に行く予定だったが、延期になった。
ここの前学芸員に来ていただいて、シルクロード講座を毎月受けている。
平山の絵で特筆すべきは、貴石のラピスラズリを、惜しげもなく砕いて描く平山ブルーだ。
気品と深みがあり、限りなく魅了される。
今回の展示を全面的に支えたのは佐川美術館だ。
交通不便なので、苦労したが、平山ブルーに癒された。
句友も月の砂漠のレターセットを買い、満足そう。
次回は当地方の一流俳人が揃う俳句大会で。
秋深しヤフーで辿れぬ洋食屋
道探し苦手な連衆身に沁むや
古代色の平山ブルー絵画展
句友の手に月の砂漠の文セット
爽やかや句友は生涯バレリーナ
秋日和無人運転の先頭へ
手みやげの栗菓子美濃の匠作