朝鮮労働党第8次大会、はっじまっるよ〜♪(2021.1.6)
いや、既に始まっていました。
北朝鮮専門のニュースメディアNK-newsによると、党大会が開催される4.25文化会館前の駐車場は既に満車で党大会が開催されているのではないかということでした。
今回は対外向けには事前の日程発表がなく1月初旬という情報のみが伝わっていました。
朝鮮メディアによる発表
さて、本日1月6日付の朝鮮中央通信および労働党機関紙「労働新聞」では昨日5日に党大会初日が開催された旨を報道していました。
前回7次大会の日程は4日間。
今回も4日間開催し1月8日に閉会となるのではないかと予想されています。
1月8日は…そう!我らが(?)金正恩労働党委員長の誕生日なのです。
朝鮮では金日成主席の誕生日4月15日と金正日総書記の誕生日2月16日は国家の祝日となっており、「民族最大の祝日」とすら呼ばれています。時には建国記念日以上扱いとなっています。
我らが正恩いいんちょが政治デビューして10年。
彼の誕生日を祝日として祝うことありませんでしたが、今回の8次大会を節目に何かしらお祝いや発表があるのかも知れません。
また、金日成広場でパレードやマスゲームの準備をしている様子が衛生から撮影されているため、最終日には何かしらのパレードが開催されるのではないかと予想されています。
金正恩委員長による開会の辞
大会初日、金正恩委員長が開会の辞を述べました。ざっくり要約すると以下の内容です。
経済5ヵ年計画の総括が話題となっていましたが、「ほぼ全ての部門で未達」とはっきり述べられていました。
日常の報道では「○○工場にて計画を○%超過して遂行」などと華々しい報道がされていたわけですが…。
朝鮮中央TVによりますと、会期中には以下が討議される模様です。
朝鮮労働党中央委員会 事業総和
朝鮮労働党中央軍検査員会 事業総和
朝鮮労働党 規約改訂について
朝鮮労働党 中央指導機関 選挙
中国共産党から祝電も
党大会の開催を際して、中国共産党中央委員会が祝電を送ってきました。
党大会日程は対外的に発表されてはいませんでしたが、やはり中国共産党へは伝わっていました。
やっぱり抗美援朝、中朝友誼、親兄弟の情、ズッ友の仲…!と言いたいところですが、両者の関係はそんなに単純ではありません。
中朝間の関係についてはまた機会があれば書いてみようと思います。
明日以降の報道にも目が離せません。