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観光シーズンの京都の歩き方!

1 「人とのタイミングをちょっちょだけズラすこと」が豊かな時間を過ごす旅の第一歩

  豊かな時間を過ごす旅を行うための鉄則はただただ「人と同じことをしない」。この一言に尽きると思います。それもちょっとだけ人とのタイミングをズラすだけで思いのほか豊かな時間を過ごせます。

2 京都の観光シーズン:「行列のサイクル」にはまっていませんか?

 昨年の11月の中旬に京都に旅をしてきました。この時期の京都は紅葉が見頃で、1年で一番観光客が訪れる季節とも言われています。市内の観光スポットの至る所で「人」、「人」、「人」。「行列」、「行列」、「行列」ですよね(疲)

 朝7時頃宿泊していたホテル内のレストランの前には既に30人くらいの行列が出来ている。【第1の行列:朝食のレストラン】→この様子では行列に並んでから朝食食べ終わるまで1時間はかかると思います。食後に準備をしてホテルを出発。朝8時30分過ぎころでしょうか。→京都市内の観光には市バスを利用する方も多いと思います。京都駅前のバスプールに行くともうそこにはバスを待つ行列が出来ているわけです。【第2の行列:市バスのバス停】→やっと来たバスに乗ったと思ったら乗車率100%以上。満席のバスに揺られ観光スポットに到着。9時30分過ぎ頃でしょうか。既にそこには入場待ちの行列が。【第3の行列:神社・お寺】→「立ち止らずに進んでくださーい!」と係員に促されところてん方式に紅葉の景色を十分に楽しむ前に流されていく。→疲れたしお昼になったのでご飯を食べに行こう!地元のお店がいいな!でもそこには入店待ちの人で行列が・・・・【第4の行列:昼食のお店】→お昼を店内満席の中、食べ終え、さぁ!午後の観光へ。でも、行く先には既に行列が。【第5の行列:午後の観光スポット】→ようやく見終わった。人が多くてくたくただ。でもなんとか午後の観光も無事終了!丁度良い時間だから夕食を食べに行こう。夕食はやはり京都の土地の料理を食べたい!察しの良い方はもうお気づきだと思います。お店に到着すると既に行列が。【第6の行列:夕食のお店】→満席で料理が出てくるのが少し遅かったけど美味しかった!夜はお寺のライトアップに行こう!夜7時頃でしょうか。お寺に到着すると美しくライトアップされた光景と行列が目に入ってきました。【第7の行列:夜の特別拝観・ライトップ】美しく幻想的な光景に感動!夜の9時ころでしょうか。明日も観光なので宿に帰って休もう!朝起きて朝食会場に行くと再び【第1の行列:ホテルの朝食会場】・・・。

3 「ちょっとだけ人と違う方向に足を一歩踏み出してみよう!」

 少し大げさに書きましたが、観光シーズンの京都で「行列と混雑のループ」にはまっている方は少なくないと思います。

 これって、シンプルにみんな同じような行動をしているので、同じようなタイミングで同じような場所に人が集まり、行列が生まれるのだと思います。さらに言えば、「需要と供給」で決まっているといえる。平たく言えば、人気のある場所に人気のある時間帯に人が集まのです。

 なので「ちょっとだけ他の人と行動のタイミングをズラせば行列のサイクルから外れることができる」のだと思います。ほんとうにちょっとだけ他の人と違う行動をする、少し工夫するだけで、もちろん全ての行列・混雑を避けることは出来ませんが、とても豊かな時間を過ごすことが出来ます。

 例えば、ホテルでの朝の朝食を食べずにホテルを出る。そうすると、バス停での行列やバス内の乗客の混雑が少ないです。朝食を他食べないと1日の調子が出ないという人には無理には勧めません。ビジネスホテルの朝食はホテルによって違いますが、必ずしも京都の食材や京都の料理とは限りません。特に全国チェーンだとその傾向が強いかもしれません。私は朝食無しでホテルを早い時間に出ることで、行列や混雑を回避しゆったりとした旅を過ごすことを選択します。

 運が良いと街歩きしている最中に京都の地元の喫茶店をたまたま見つけることができ、そこで朝食を楽しむこともあります。こういう地元のお店は、イノダコーヒさんの様な有名店と違って、観光マップに載っていないことが多く、運任せのところがありますが、何から何まで事前に調べ計画的に街歩きするよりも、運に身を任せる街歩きをすることも、豊かな時間を過ごす旅の楽しみ方の一つではないでしょうか?


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