One Point読書!「クランボルツに学ぶ夢のあきらめ方)」
1 今日読んだ書籍
「クランボルツに学ぶ夢のあきらめ方」(海老原嗣生著、星海社新書)
本書は「夢は叶う」・「夢は叶わない」と一見真逆な問いから始まり、クランボルツのキャリア理論「計画された偶発性理論」を絡めて問いに対する論を展開しています。
2 この本からのOne Pointメッセージ
本書の結論は夢は叶う・叶わないではなく夢とは「代謝させる」ことなのだそうです。
この「代謝」という言葉について本書では詳しく触れていないのでこの結論が分かりにくいのですが、私なりに解釈すると、「代謝」とは「古いものが新しいものに入れ替わる」ことであり、
まずは夢と真剣に向き合う(ここがとても重要。)。そうすると、必然的に①夢がかなう場合もあれば、②夢がかなわないこともある。
①、②いずれにしても全力で「夢を消化する」ことができる。
夢がかなった場合は、次の新しい夢が現れるし、夢がかなわなかった場合は、次の夢に向かって歩き出せる。
夢に真剣に全力で向き合い、消化する。そうすると古いものが新しいものに置き換わるように新しい夢が現れる。それを繰り返すことでいつか「これだ!」というものに出会えるというのが本書を読んでの私なりの解釈です。「真剣に向き合う」とうことが非常に重要であり、夢に向かって全力でチャレンジしないと、ここを疎かにすると「夢が生煮え」になりいつまでもグダグダ続くのだろうと思いました。
冒頭の問いに戻るとするならば、「夢は(叶う・叶わないではなく)代謝させる」、つまり、全力で正面から夢に向き合いチャレンジする事で夢を消化する。そうすると、古いものが新しいものに置き換わる様に、①夢がかなった場合は次の夢が現れ、②夢がかなわなかった場合は次の夢に向かって歩き出せる。そのプロセスを繰り返すことでいつか「これだ!」と思えるものに出会える。ということだと私なりに思いました。