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豊かな時間が過ごせる、大人の週末旅の歩き方!


1 いつもと反対方向の列車に乗ってみませんか?

 確かこの様な感じのタイトルの番組でした。4年位前にたまたま見ていたテレビ番組の企画で、朝の5時とか6時頃に東京の山手線の駅と思しきホームで通勤途中と思われるサラリーマンにアポなしでインタビューし、電車の料金は新幹線であれ、特急列車であれ、普通列車で得れ、全て番組が負担するので今から会社に電話を入れてお休みを一日もらって、いつもと反対方向の列車に乗って気ままに列車旅をしてみませんかという企画でした。

 サラリーマンの夢だなと思いました(笑)。電車通勤をしているサラリーマンなら一度はやってみたいと思ったことがある方は少なくないと思います。番組でのアポなしインタビューの結果は、「いや、今日に限って重要な会議が入っていて。」、「今日は取引先と重要な商談があって・・・」、「私が出勤しないと仕事が始まらなくて・・・」etcと日本のサラリーマン真面目過ぎますね。良くも悪くも。

 みんな番組からのオファーは断るのですが、それが後ろ髪を惹かれながら、未練な表情を残しながら断るんですよ。心の中では「本当は俺も出来れば仕事休みをもらって、気ままに、赴くままに電車の旅をしたいよ!」と心の中で言っているのが見ていて分かりました。自分が休むことで会社や同僚に迷惑をかけるかもと、会社や同僚の方に妙に気を使い過ぎている姿に日本のサラリーマンの悲哀を見た感じがします。

 勿論、重要な商談や契約、会議等があり自分がいかないと多大な損害や大きな迷惑を会社に与えることが分かっていて電車の旅に行くために休むのはNGだと思います。しかし、その様な損失や影響がなく通常の有給休暇の運用で対応できるのであれば、お休みすることが許容される社会のゆとりはあって良いと思います。

 私が見ていた回では、翌年に定年を控えている方でしたが、その場で上司の携帯電話に電話し、事情を番組のオフファーであることを説明しお休みをいただいて、電車の旅に出て、若い頃、仕事で単身赴任していた時にお世話になっていた方を訪ねて京都、さらには大阪まで行きました。その方は以前も得区のホームで番組からオフアーを受けたのですが、その時は会社に遠慮して誘いを断り、そのことを出勤後に同僚に話したら、「何故断ったんですか!?もったいないですよ!」と言われたらしく、今回、2度目のオファーということもあり上司も快く送り出してくれたみたいですね。

2 ちょっとした工夫で1泊2日の旅でも豊かな時間を過ごせます!

 この番組を見てから気ままな週末旅、電車旅に憧れるようになりました。ただ、当日に会社に電話をかけて休みをもらう勇気は無いので(笑)、事前に夏休みもしくは有給休暇を事前申請し金曜日にお休みを取るようにします。そうすると、金・土・日の3連休が出来上がります。金曜日に出発し1泊してから翌日に帰ってきます。街歩きをしていて、もう1泊したいなと思ったら更に1泊して日曜日に帰ってくるという、ガチガチに計画するのではなく旅の流れに身を任せます。でも私の場合は大抵は1泊2日ですが、十分に豊かな時間を過ごせています。

 旅と言うと事前に十分な準備をして目的地に向かうという、「家の一大イベント」というイメージがありますが、最近は旅のハードルは非常に下がっています。極端な話、小旅行であれば、十分な旅費と万が一のための健康保険証さえあれば後は目的地に向かうだけでOKです。

 旅行には「十分な準備をしてから行く旅行」と「小旅行」があると思っています。小旅行、週末旅もその一つですが、県内はもとより隣県、同一地方であれば1泊2日でも十分に豊かな時間を過ごすことが出来ます。

 次回は私の週末旅の事例をお話しできればと思います。普段、会社員として働いていると、日ごろの喧騒を忘れてフラッと旅に出てみたいと思うこともあるのではないでしょうか。そんな方のために「大人の気ままな週末旅」の参考にしていただければ幸いです。
 

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