オフィシャルツアーとタクシーで大地の芸術祭2022を周った記録/3日目タクシーでまつだいエリア
この文章は、新潟県の大地の芸術祭を【お金より時間重視】で周った3日間の記録の3日目です。
1日目、2日目のコースに入っていなかった「最後の教室」を見たくて、タクシーで見に行きました。お金かかった!!
▽1日目の記録はこちら
▽2日目の記録はこちら
3日目/タクシーでまつだいエリア
ざっくりルート
2日目のバスツアーのガイドさんに相談したところ、「最後の教室」に公共交通機関で行く術はないと発覚。他の半日バスツアーには含まれているものもありましたが、午前中に見に行きたかったので時間が合わず、こちらも断念。結果、時間の関係でタクシーしかないね、、となりました。
ガイドさんがタクシー会社に連絡を取ってくれて、金額の確認と予約まで取ってくれました。「最後の教室」だけ見に行くにしても、まつだい駅から往復9000円!(片道4500円くらい)かかる、、、ということで、他にも数カ所追加して案内してもらいました。
10時過ぎスタートで13時前まで、2時間半くらいだったと思います。当初より時間も予算もオーバー気味になりました。(結局1万6000円くらいかかった…タクシーで払った過去最高額)
「最後の教室」クリスチャン・ボルタンスキー+ジャン・カルマン
越後松之山「森の学校」キョロロ
美人林(作品ではないですが)
松代城跡
上記の移動途中で通り過ぎた色々
タクシー降りてから、農舞台
以下、芸術祭公式のサイトから見れる地図です。
スマホアプリもあり、地図上に作品の位置が出るので、自分で周るならアプリ入れておくと便利だと思います。
公式サイトは、下記ページの【地図から探す】からマップが開きます。
この辺りを周りました。
こっちはまつだい駅周辺アップ。
「最後の教室」クリスチャン・ボルタンスキー+ジャン・カルマン
当初は気になるなー程度だったんですが、ツアー2日参加してやっぱり見ておきたくなった作品。廃校のインスタレーションです。
入った瞬間真っ暗で、そのまま進んで椅子に足ぶつけました。暗いところ見るのが少し苦手なので。。
目が慣れてきて空間の広さをようやく把握。暗いから余計に写真が全然綺麗に撮れないですね〜〜〜。伝わらないと思いますが、一応貼っておきます。
iPhone使いこなせてない。。
動画貼れないので軽く説明しますと、壁に写っている映像も動いてますし、扇風機でずっと風が吹いている空間でした。外観撮り忘れたな。
2階はまた別の作品になってました。
写真見直しながら、2階の「影の劇場」のキービジュアルに使われていた部分見てないかも?と思ってきたんですが、、、どうなんだろ。作品の境界がよく分からんです。もっと真っ暗な部屋もあって、やっぱり写真では無理。
このくらいの規模の校舎を全部使ってインスタレーションって、大変そうだけど楽しそうだな〜と思って見てました。
今まで私が見た中で、一番大きいインスタレーションかもしれない。
大地の芸術祭は廃校の展示が多かったですね。
それだけたくさんの学校が廃校になっていて、地域が学校という拠点を失うこと、そんな廃校を作品にして新たな拠点を作り出したこと、そういう背景の話も前日までのツアーで聞いていたので、しみじみと空間を楽しみました。
越後松之山「森の学校」キョロロ
施設内はアートより、昆虫や生物の展示が多かったです。ボリューム的にはそこまでないので、見るのにそんなに時間はかからないです。
ただ、展望台への階段というのを見つけて、階段160段を上ってしまい、うっかり体力と筋力を使ってしまいました。展望台からは景色はきれいねーって感じですが、他に特に何もないので、急いでいる時は上らなくて良いかなと思います。
ショップに売ってあるグッズが地味にツボで、カエルとかトカゲとか蝶とか、、、お腹が赤いイモリの小さいぬいぐるみが可愛かったのですが、グッと堪えて買いませんでした。
美人林
こちらは作品ではないですが、有名な自然スポットということで運転手さんが案内してくれました。長居はできませんでしたが、のんびり散策すると気持ちいいと思います。
途中の寄り道/フィヒテ(唐檜)
運転手さんのおすすめということで立ち寄った作品。森の中の図書館。作品の看板がないと見逃すな〜という場所。
松代城跡
松代城跡には城内に3作品とその周辺にいくつか作品があります。
が、城に行くのは半分山登りなので、体力に自信がある方是非に。芸術祭を見るのは体力勝負!と思っている私の考えを分かってもらえるかと思います。ガイドさんからも話には聞いていたけど、思った以上に上りました。しんどかった。何より上述のキョロロで階段160段上ったのが響いてしまいました。
一般市民の方は、下の方の駐車場から歩くということだったのですが、タクシーはそれよりもう少しだけ中に入れるということで、入ってもらいました。山の中にタクシーで乗りつける人になってしまった、、、ちょっと恥ずかしい。
ちなみに、松代城跡へは農舞台からシャトルバスが出ています。時間が決まっている訳ではなく、乗りたい人が来たらバス出すみたいです。
▽「憧れの眺望」エステル・ストッカー
1階はキービジュアルにもなっているエステルさん
▽「樂聚第」豊福亮
2日目に見た「黄金の遊戯場」と同じ人の作品でした。金ピカ。
これ金ピカの中にも入ってよかったのか〜と今さら気づいた(公式見直したら中に入ってる写真あった)。
▽「脱皮する時」鞍掛純一+日本大学藝術学部彫刻コース有志
ガイドさんから、「3階の金の台座にはぜひ座ってくださいね」と言われてたので、一応座りました。
そばに居た家族連れもその後座ってました。この辺り説明がないので、どこまで触れていいのか、入っていいのか曖昧なんですよね。
▽「まつだいスモールタワー」ペリフェリック
松代城跡までの坂の途中にあります。これも一応上まで上りました。
こんなに動いたのに、なぜ旅行中太ってしまったのか。
▽「木」メナシェ・カディシュマン
坂を降りきった近くにあります。青空に映える。
移動中に立ち寄った作品たち
▽「人生のアーチ」イリヤ&エミリア・カバコフ
▽「手をたずさえる塔」イリヤ&エミリア・カバコフ
▽「○△□の塔と赤とんぼ」田中信太郎
▽「リバース・シティー」パスカル・マルティン・タイユー
他にも、途中で通り過ぎた作品が色々ありました。時間の都合上、タクシーの車窓からの鑑賞。13時前くらいに農舞台で降ろしてもらって、終了となりました。
今回のタクシー運転手さんは【東部タクシー】の社長さん!で、芸術祭初回からサポートしている方で、ガイドをしてたり作品に関わっていたこともあったそうです。なので、作品の場所も把握してるし、いくつもある作品からおすすめをチョイスして案内してくれました。移動中には、作品の説明や芸術祭の話などもしてくださいました。
最初に「お金」と「時間」どっち優先で回る?と聞いてくれたので、金額抑えたければ、また違うコースになるかと思います。1人だと結構かかっちゃいますが、2〜3人で相乗りできたら安くなるだろうなーと思います。
▽タクシーについては、公式にタクシー会社が数社載っていますので、ご参考まで。
農舞台(2回目)
タクシーミニツアーが終わって農舞台。
1日目に行って、もう少し見たかった黒板の教室を。
▽「関係 - 黒板の教室」河口龍夫
再訪して気付きましたが、チョークは1日目に描いたもの含めて、一度全て消してあるようでした。毎日消してるのかもしれないです。
すぐに消えると思うと、描くハードルも下がっていいなと思います。
まだチョーク描かれていない机と椅子があったので、1セット全部ぐるっと線を描いてみた。楽しかった〜〜こういう立体に描いていくの面白い!!
消せないならもっと遠慮がちに描きますが、消せるからね!!!
移動の電車の時間を決めてなくて、少し余裕があったのでランチしよ〜と思ったのですが、日曜だったのもあり、2階の里山食堂は激混みで、行った時には予約でもういっぱいでした。。。12時に予約して入れたのは14時みたいなこともあるのだとか。
そういえば、入る時に1階のキッチンカーでおにぎり売ってたよな〜と戻ったら、こちらも瞬殺で完売してました…すごい。飲み物はOKだったので、しそジュースを一気飲み。(しそジュースはもっとオシャレな名前だったけど忘れた)
この周辺に飲食店が少ないので、昼食難民になった人は駅中のファミマか駅近くのセブンイレブンに行くらしく、あそこのセブンめちゃくちゃ売り上げいいのではって話でした。
ネットでちょいちょい検索して、駅を挟んで逆側にご飯屋さんがあるようなので行ってみることに。
お食事処があったので入ってみると、お昼終わりギリギリで嵐の後みたいな雰囲気を感じました。(満席でしばらく待ちました)
はらた家さんのメンチカツ定食。美味しかったです。
まつだい駅で、一旦電車の時間を確認し、少し待つので再び農舞台へ。
まつだい駅は無人だったので、その近くの案内所で切符の買い方が合ってるか聞きました。(駅員さんじゃないので、聞いた方もたぶん。。という返事でしたが、無事に移動できました)
15時前にそろそろ空いたかな〜と里山食堂に戻ったら、入れました。
ようやくできたカフェ偵察。
テーブルが鏡面になっていて、天井の装飾が映り込みます。面白い作り。
ミュージアムショップでグッズを買って、終了〜。
ここだけ草間彌生グッズがたくさんあったのは、近くに作品があるからかな。
ということで、大地の芸術祭の周遊は完。
色々あったけど、楽しい旅になりました。
じっくり見れなかったところ、全然かすりもしなかった場所もあるので、また訪れたいと思います。