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次世代ユネスコ国内委員会 活動レポート(2023年10月)

次世代ユネスコ国内委員会は、2021年の日本のユネスコ加盟70周年に際し、ユースの声を今後のユネスコ活動に反映させるという目的のもと発足しました。2023年4月には日本ユネスコ国内委員会運営小委員会の下に正式に設置されています。2023年度は、多様な年齢、活動分野から集まったユース16名が、ユネスコの3つの柱である「教育」「文化」「科学」の3つのワーキンググループに分かれて活動しています。一年間を通して、それぞれのワーキンググループで個別のイベントや活動を行い、年に一度ワーキングループを超えた次世代ユネスコ国内委員会全体としてのイベントを行っています。

この度、2023年10月度分より、1月21日開催のユネスコウィーク2024内「ユースフォーラム」、そして「教育」「文化」「科学」の各ワーキンググループによる活動について月間報告を行うことになりました!皆さんに、普段次世代委員は何をしているのか、ということを伝えられたらいいなと思っています。
私たちの普段の活動を知っていただくことによって、他のユースとの協働の可能性を見つけられたり、今後ユネスコ活動に関わりたい、次世代ユネスコ国内委員会のメンバーになってみたいという人に具体的な活動のイメージを持ってもらったりできると思っているからです。


「文化WG」

10月のミーティングでは、ユネスコユースフォーラム文化班のイベント企画案を考えました。食文化創造都市と関わりがあるメンバーがいるため、気候変動と関連づけて創造都市について何かイベントできないかを議論しました。具体的な創造都市の活動としては、その土地の土壌や環境を守りながら、そこに根差した食文化の促進とまちづくりを行なっているということから、地球に優しい生き方を考える場として、創造都市について考えるワークショップを行ったら面白いのではという話になりました。一方で、若者の参加者を意識した際に、まちづくりという観点よりも、もっと身近な私生活レベルで私たちが取れる選択に焦点を当てるべきではという意見もありました。そこで、エシカル消費といった観点を盛り込むという意見が出、創造都市だけでなく、エシカルに生きるということ、地球をこれ以上壊さないように私たちが日常的にできることについて考えるイベントを企画しようと話になりました。

「教育WG」

今月のミーティングでは、教育班のグループ活動の話し合いと、ユースフォーラムの教育班の企画を考えました。教育班の課題感として、他のユネスコユースとの連携がまだまだ構築できていないというものがあることを話し合いました。そこで、教育班は他のユース、特に各大学にいる大学ユネスコクラブのメンバーとの関係構築のために交流会や意見交換会をできないかということを議論しました。また、ユースフォーラムの企画では、気候変動×Youthといったテーマでいかに、教育の視点を入れ込むことが出来るかということを話し合いました。

「科学WG」

科学班では、昨年度に続き、糸魚川ユネスコ世界ジオパークとの連携を深めるべく、今後の方針について話し合いました。また、10月27日~29日に行われる第13回日本ジオパーク全国大会へ次世代ユネスコ国内委員会の科学班としてメンバーが参加するため、その際どういったことを意識したいか、どういった情報共有を目指すかということについても話し合いました。さらに、ユネスコユースフォーラムに関しては、科学班としてどのようなユース層と協働していくか、科学という側面からどういった観点で気候変動にアプローチするか、といった観点について意見交換を行いました。


【DATA】
執筆:次世代ユネスコ国内委員会(2023年11月現在)