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マッチ売りの少女


お久しぶりです。
城島ジョージさん主催のNFT紅白2022が参加者600名を超え、大盛りあがりの年末でっす!
これは参加するしかないじゃんよ〜ってことでわたしも紅組で応募させていただきました。

今回の作品「マッチ売りの少女」

肩のtattoo


「Stove」
「Roasted whole goose」
「Christmas tree」
「Grandma」

日本語に訳すと、

「ストーブ」
「ガチョウの丸焼き」
「クリスマスツリー」
「おばあちゃん」

原作のマッチ売りの少女が炎の中に見た幻想。つまり求めていたものです。
そして最後に「Love」を、制作した少女からのイメージでオリジナルで加えました。
原作の少女はか弱く、極寒のなか通行人に見向きもされぬまま天国にいるおばあちゃんの元へ旅立ちました。最後に救いがあるわけでもなく、ストレートな現実をつきつけてくる童話だなという印象があります。何を伝えたかったのか?様々な解釈、感じ方があると思います。

私はこの原作とは対照的な、たくましく強くファンキーな少女を作りたいと思いました。
「ど派手な」「独創的な」「型破りな」「イカした」「カッコいい」みたいなね、そんなイメージです。

「ねぇそこの君、マッチ買うでしょ?決まりねーわたしのはここでしか買えないからさー高いんだよねー、ま、今日の飯抜けばいい話じゃん?え?クリスマスディナー?そんなの知らねぇよw ほらさっさと買いな、それとも燃やされたいの?」

この少女はマッチで大金を稼ぎながら、どんな日も町をうろついています。ゴールドのネックレスやバングル、オーダーメイドの布をまとっており、額には高価なマッチケースが埋め込まれています。
それらの高級品は、少女の何かを埋めようとするように、ぴったりと肌にくっついて離れません。

彼女には親も兄弟もいません。そして周りの子たちとは違う暮らし方、合わない感覚、どうしようもないヒズミがあり、一度仲良くなった友達からも距離をとられてしまいました。

それでも一人で強く生き、貫き、どこか不器用ながらもこの生き方を選んでいます。
そんな孤高な少女なのです。

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