まあまあ
10年に渡る出会い系サイト利用でいろいろな男性にお会いしました…ちょっとフィクションもちりばめてお送りします…女の本音もいろいろと
5歳年下の男はMだった 仕切りたがりの私の性格は、時にベッドの上でもSに違いない、との誤解を与える 「どちらかと言うと、Mなのよね、私」と眺めのいいバーで静かに告白すると 「…そっかあ、そうなんだね」と 残念そうにうつむいた なんとかしてやろうじゃないの こんなうなだれたままで 帰せるもんか! …人をハッピーにするのが大好きなオバちゃん根性に火がついた 「やれると思う、Sだって!嫌いじゃないもの」と言ったときの あの男のキラキラした瞳… 次に会う約束をして
「あー!やっぱりエアコン効いてて部屋の中はいいね」 うだるような暑い坂を登ってきた俺は、そう呟きながら女の方をチラリと見た 道玄坂にある喫茶店で初めて会ったのは1時間前… とあるサイトで知り合って何度かメール交わし、お互い意気投合とまではいかないものの、何か惹かれるところがあり会うことになったのだ …いや、 俺は、ともかくシロウトの誰かと会って みたかった サイトはいわゆるサクラばかりでリアルなオンナがまるでいない ポイントゲッターなるものの存在を知るまで2~3
暑い夏の夕暮れ時… オフィスビルとビルの谷間の遊歩道 「もしかして、、まあまあさん? あ、初めまして 光一です えーっと お腹すいてないよね? とりあえず、社の人に見られるとマズイんで、あっち行きましょうか?」 は? 夕暮れ時だぜ? とりあえず、ご飯からじゃないの? 奢れとか言わないし 高いところ行けとか言わないけど それに、自分の仕事先の近くを指定したのはそちらだろう 何を今さら、見られたら? …こんな愚痴愚痴の第一印象から始まった光一との夜 いや
とある私鉄沿線の駅前 待ち合わせた時間より少し早めにコンコースに滑り込んできたのは、メールに書かれていたのと同じ車種、同じ色のセダンだった ウィンドウがスルスルと降りて 現れたのは、メールに添付されていた写メをぼやかした感じの笑顔 うー、本人だね、きっと と、なんの確証もない確信を得て 手を振りながら声をかけた ドアを開けて乗り込みつつ 「桔平さんね、初めまして」 と、少し曖昧な笑顔で挨拶すると 「あ、まあまあさんですね? 思ったより若い方でびっくりしました
「ねえ、今日しようよ、今日」 新宿で待ち合わせた自称大学教授の男 雑居ビルに無理矢理造られた個室 差し向かいの席で サワーを飲みながら 馴れ馴れしい口調で話し続ける 「だって、こうして会えたのも何かの縁だし…今度また確実に会えるかどうかなんてさ、わからないからね」 うるさいなぁ 「だいたい、勿体ぶる年じゃないでしょ?お互い、ははは」 失礼だし 「ね、行ってみようよ、後悔はさせないから」 しつこい それからもネチネチと喋り捲る しかし 佐々木蔵之介似と言わ
やはり「愛の不時着」キーワード検索は凄いかも…語りたい誰かと語りたい…リ中隊長って松岡修造に似てませんか?ませんか?
胸の理想の大きさ、形、弾力… それを求められるのはある程度、若い時のこと あのね、50過ぎたら、結構、胸の役割って終わってるんすよ 授乳経験少なくたって 小ぶりだって関係ない やっぱり、皮のゆるみと、筋肉の老化は避けられないしね でも、それも全体の雰囲気に合っていれば問題ないと思うわけです 逆に 肩に肉がついていたり、腹回りの脂肪が気になるようなおばちゃんが ボーン!と突き出た胸をしていたとして、それが本物だと誰が信じます?
おウチ時間がたっぷりある昨今、Netflixの株は急上昇らしいですね ええ、私もその株、あげてるひとりです ^_^ 「ペーパーハウス」はコンプリートして その余韻に浸る間もなく 「愛の不時着」に手を染めてしまいました ただ、今回はどんなにおウチ時間があっても一日一話に留めております いやー 私、韓国ドラマは「チャングム」くらいしか知らなくて ヨン様の時代は見てなかったんですよね いい!韓流いい! 北と南の38度線が 二人を分かつ境界線ってね もう感情移入増し増しっ
「遅れそうなのでタクシー飛ばして行きます!待っててください」 梅雨の明けきらない7月のある日、品川駅で待ち合わせた二つ年上の男からメールが入った 誰もが、手に傘を持ち入り乱れる人の波… 目の前に止まった東京無線から降りてきた男は白いリネンのシャツに白いコットンパンツ、白のスリッポンで現れた 爽やかなイケメン 笑うと白い歯がこぼれるようなイケメン なんで、こんな人が出会い系に? という不思議な気持ちが第一印象 とりあえず、雨に濡れないで
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