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白梅が咲きました。
昨年三月に植えた梅の木ですが、とうとう開花してくれました。
町で見かける梅も好きですが、我が家の梅となれば、それはもう感慨もひとしおです。
なにしろ、植えてから初めての開花ですから。
そして、梅を植えるときは、必ず白梅にしようと決めていました。
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子供が生まれたのが、ちょうど今頃でした。
産婦人科の近所では梅を植えているお宅が多く、白梅の花が見頃を迎えていました。
出産後、初めて家族三人だけの時間を病室で過ごしているときにも、窓からは白梅の花が見えていました。
それまでも梅の花は好きでしたが、このことがきっかけで、特に白梅の花への思い入れが強くなり、生まれた子の名も、梅にゆかりのある言葉から一字をもらって名付けることにしました。
町中を歩いていると、案外、梅の木がそこかしこに植えられていることに気が付きます。
品種にもよるのでしょうが、すでに見頃を迎えている木もあれば、まだつぼみが固いままの木もあります。見頃を迎えている木は、日当たりのよいところに植えられていることが多い気もします。
我が家はまだ二分咲きくらいです。朝に開きかけていたつぼみが、夕方頃には開いていることもあります。風などが強く吹いていると、花のことが心配になって気が気ではありません。
そういえば、孟浩然の「花落知多少」の「花」は何の花を指すのでしょうか。古典短歌では単に「花」といえば桜を指すことが多いようですが、中国であれば梅のほうがふさわしい気もします。「落」というからには、野の花ではないでしょう。
初めて投稿した記事で、毎月、最低一回は記事を更新するという目標を掲げました。忘れてはいませんでしたが、気がつけば2月ももう終わりです。
これからも油断せずに頑張ります。