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23.London(ロンドン)で(その2:危うくデモ隊に巻き込まれそうになったこと)
最初のロンドンでその辺で買い物をすることを覚えて、翌年に来たときも早速ピカデリー・サーカスに行った時の事。
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確かTrafalgar(トラファルガー)広場も近いはずと思い立ち、ネルソン提督へご挨拶に向かったのですが、なにやら騒音が聞こえて公園の方に煙も見えるので、立ち止まって様子を伺うと遠くにデモ隊らしきものが見え、それがだんだんこちらの方にやってきました。
![](https://assets.st-note.com/img/1659849389206-1sb4HNoi7d.jpg)
“No Pole tax !“
(人頭税反対!)
とのシュプレヒコールも大きくなってきたので、これはただ事ではないと思い、とりあえず今は引き返すことにして一旦ホテルに戻りました。
もっとも、残念なボクの耳にはそのシュプレヒコールが
“No more tax !“
(税金反対!)
と言う様に聞こえて、(はい、まあ残念なのはミミ👂だけじゃございませんけれども…😢)
「そりゃないだろう、変なデモ。税金はちゃんと払いなさいよ。」と思っていたのですが、ホテルに帰ってテレビのニュースを見ると結構大きな騒動になった様で、これが後のサッチャー首相退陣のきっかけとなった1990年の3月31日の事件だったのでした。
まあ、今から思うとデモ隊に危うく巻き込まれるところでした。
その日は流石にホテルでおとなしくしていたのですが、翌日もう一度ピカデリー・サーカスからリージェント・ストリートの方に歩いていくと、通りの店のショー・ウィンドウがことごとく割られていていました。
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日本で言うと、日比谷公園で暴動が起きて、銀座の通りに面したお店が全部襲われたという感じでしょうかね。
まあ、日本の場合はデモ隊が暴徒になるケースはないと思うので、改めて洋の東西の違いも感じ、昨日は逃げて正解と思った次第。
その後ロンドンに行くとKensington(ケンジントン)周辺のホテルに泊まることが多くなり、よく朝に公園に散歩に行きました。
ロンドンは東京と違って街中にも大きな公園があって良いなぁ(東京では代々木公園くらいですもんねぇ)、コンサートとかもやってるみたいだしと羨ましい感じもしましたね。
まあ、東京にも日比谷の野音はありますけどね。
![](https://assets.st-note.com/img/1659849476851-FDhfzS2yVw.jpg)
その際に近くのアパートに住む同僚とHyde park(ハイド・パーク)近くのレストランでご飯を食べたのですが、そんな話をしながら、
“You are neighbor of Peter Pan.“
(ピーターパンのお隣さんだよね)
と言うと笑ってましたけどね。
実際に住んでいる人はあまりそんなことは考えないワケなのでした。