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20.その他のアメリカで(その2:ラスベガスのCESの時にカジノで)

USでのビジネスショーと言えば、他には一度Las Vegas(ラスベガス)で行われたCESに行ったことがあります。
 
当時勤めていた会社は家電メーカ等と比べたら大手ではなかったので会場のConvention centerの端っこの方に出展してました。
 
そのSouth Annex(南別館)という展示場にホテルからは朝と晩は道が大渋滞で、毎日30分くらいかけて歩いて通った覚えがあります。
 
90年代初頭、インターネットがビジネスやエンターテインメントの世界でも利用されるようになってきた時期(それまでは「パソコン通信」とか言ってましたね)でした。


パソコンも性能が上がってきてマルチタスクとなり、周辺機器も色々と出てきたりする中で、うちの会社もパソコン用(それまではビープ音しか出なかった)の本格的な音源機器を初めて出展したのでした。
 
携帯端末もまだ通信機能はなかったもののPalmやNewton(今から思うとiPhoneの始祖と言えなくもないですか)とか各社から出てきた時代です。

Newton


色々なブースを見て回ったり、自社の音源を動かすソフトの会社と打ち合わせをしたり、それまでは自分の業界しかしらなかったのでとても新鮮な体験でした。
 
ラスベガスも当時はカジノから総合的なエンターテインメントの町に変わり始めた頃。
 
夕食に出かけたときに、それまでに見かけた面白しろそうなホテルや建物に幾つか行ってみました。
ピラミッドのホテルは中が客室になっており(スフィンクスは単なる銅像)、エレベーターはゴンドラというかケーブルカーというか、ピラミッドの斜面にそってゴトゴト箱が登っていくのでした。
 
この時てっぺんのところで一緒にいたMikeさんがおどけて、ボクを突っついて(下に落とすふり)きたのにはちょっとびっくり。
根はけっこうフザけたオジサンなのでした。
それ以降は以前おっかないと思っていたのがウソみたいに親しくなれましたけど。
あ、でも流石に最後まで“Dude”とは呼べませんでしたね。

ピラミッドのホテル


CESはかなり大きなショーなので、Convention center以外にその辺のホテルの中にも色々と展示しています。
 
一度あるホテルの展示を見てから次の会場での打ち合わせに行くときにカジノを横切ることがありました。
日中も営業しているものの流石にほとんどお客さんはおらずガラガラです。
 
次の訪問の約束まで1時間以上あったこともあり、ちょっと好奇心を起こして、思い切って(まあ、当時の懐具合としては)50ドルをチップに変え(ってことはチップを10枚持って)誰もお客のいないBlack Jack(ブラックジャック:持ち札の合計が21に近い方が勝ちのカードゲーム)のテーブルに座ってみました。

Black Jack


それまでスロットマシーンでは1ドルを何枚か試してみたものの、折角なので一度はディーラーとカードを使ったゲームをやりたかったのでした。

暇そうなので、いきなり全部マキ上げるようなことはしないだろう(ディーラーに本気を出されると勝てるわけがないので)と思ってたのが当たったのかどうか、最初の方に連続で勝たせてもらえて、30分ほどするとチップが少しばかり増えていました。
 
もう少し時間はあったのですが、次の勝負でこちらが19、ディーラーの札が9だったので、悪くても引き分けと思って「Stay(ステイ)」したところ、ディーラーが伏せたカードをめくるとA(エース:1か11)が出てきました。
 
これはついに本気を出された、これ以上いると回収されてしまうと思い(はい、小心者なんです)、
“Thanks.“
と言って席を立つと、あまりに短い時間だったので、ちょっと意外そうな感じではありましたが、カッコよくチップを一枚贈呈して(って言っても5ドルですが)換金すると4枚プラスで20ドルの勝ち。

それ以降はカジノへ行けなかったので、結果的にボクはベガスで無敗のオトコなのであります。
 
最も流石はラスベガス。
空港の搭乗口のところにまでスロットマシンが置いてあったので、最後のQuarter(25セント)を入れたら BAR BAR (BAR)… 7。😢

Slot Machine


3つめも”Bar”で止まりかかったので一瞬当たったかと思いドキリとしましたが、結局”7”になっちゃいました。
ラスベガスがそんなに甘いトコな訳が無く。









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