第3章 ビジネス英語力向上のために その7) 英会話力向上のためにはリスニング中心の訓練を習慣に。まず2年が目処

リスニングのトレーニングを始めるにあたって、ネイティブの英語が耳にすんなり入ってくるまでに2年はかかるというくらいの覚悟が必要だと思います。
 
特に最初の1年くらいはリスニングの基礎トレーニングの期間になるので、あまり上達が認識できないため、つらい時期が続くと思います(これはダイエットとかも同じですか)。
でも、続ければ必ず成果は出ます。
 
なので、ボクの場合の様に通勤時間を利用するなど、習慣化することが良いのではないでしょうか。時には集中できない日もあるでしょうが、とにかく続けることが大事です。
 
短期間での結果を求めて(お金もかけたりして)臨むと、なかなか思う様に進まないことに失望してしまうかも知れませんよ。
 
この方法の場合、留学するわけではないのですから、最初から長期戦覚悟で、但し、リスニングのトレーニングを習慣化させることから始めることをお勧めします。
最初の頃は講師の方が英語を話されるスピードについていけないのですが、『聴く』ことを中心に『読む(口に出す)』ことを繰り返していくと、だんだん慣れてきます。
 
特に既に知っている単語は一度文章の中で聴くトレーニングを経ると、次からはかなり聴き取りやすくなります。
最初の1年くらいはそういう時期に当たります。
 
これは前にも書きましたが、リスニングの能力は根幹の部分は楽器演奏や運動能力と同じフィジカルな能力なのです。
それを基本的には一から鍛えていくわけですから、どんな方法をとっても、誰でも最初は大変ですし、ある程度の時間は必要なのです。
 
あまり触ったことのない楽器が短時間で上達することはありません。
弾きたい曲があっても直ぐに弾けるようになるわけではなく、結局は地道な基礎訓練(ピアノで言うとハノン等)を積み上げることで色々な曲が弾けるようになるわけです。
 
ボールをあまり触ったことのない人がいきなりキャッチボールやサッカーのパス交換が上手くはできません。
 
それと同じことなのです。
 
但し、我々は学校での学習の結果英語の「読む」、「書く」トレーニングは積んでおり、楽器演奏でいえば楽譜は多少ややこしくても読める状態、野球やサッカーでいえばルールや戦術は理解できる状態にある訳です。
楽器やスポーツでもある程度基礎的なトレーニングをすれば合奏やゲームができるようになることと同様に、リスニングの基礎的なトレーニングがある程度進めば、並行して実際の業務でも積極的に使ってみる(OJT)ことでビジネス英語力を効果的に高めていくことができます。

Fig 17)



いいなと思ったら応援しよう!