36. その他ヨーロッパのお話の番外編(その3:ベルギーの地方都市コルトレイクとワレヘムで)
ベルギーでの話はブリュッセルでのことなど以前にも書いたのですが、仕事なので観光とはあまり縁のないところにも行っています。
何度か宿泊したことのあるコルトレイク(Kortrijk)という一番フランスに近い都市の近辺ではオランダ語が話されている由。
公用語はオランダ語、フランス語、ドイツ語だそうなので、何故お隣のフランス語じゃないのかよくわかりませんが。
一度ブリュッセルからこの町まで鉄道で移動したことが有ります。
距離にして約80km、時間も1時間程度でしたが駅のある大きな町以外は延々と続く田園風景ってのはドイツでもフランスでも同じですねぇ。
ベルギーは山がないので、車窓から見える風景はずぅっと平坦です。
これに関しては以前来日したベルギーの人と新幹線で静岡を通過中に富士山を眺めながら話したことが有り、
“Where is the highest point in Belgium ?”
(ベルギーで一番高いところはどこ?)
確か山はないと聞いたことが有ったのであえて山の名前ではなくこのような聞き方をしたのですが、その返事が、
“We have a mountain near Germany where should be around 700m high.“
(ドイツの近くに700mの高さの山があるよ)
“…Well. Such height should be called as 『Hill』.”
(あんねー、その程度の高さは『丘』ってのよ)
まあ、旧知の間柄で、いつも190cmの身長の彼にコンプレックスを持っていたのをこんなところで仕返しをしてるんですが。
コルトレイク駅前には我々が宿泊したホテルと数件飲食店があり、教会を中心に結構にぎわっているのですが、2ブロックも行くと住宅地となる、まあこれはヨーロッパの地方都市はどこでも大体同じ感じですが。
実はこの時訪問した会社はサッカーのベルギーリーグのズルテ・ワレヘムのスポンサー。
一度ベルギーカップに勝っている様で、オフィスに写真が飾ってありました。
その隣にユニフォームを着たマネキンがあったので、この辺でレプリカを買えないかと尋ねたところ、いきなりそれから脱がして、はい、これ、と渡されたので、有難いやら恥ずかしいやら。
だってマネキンは女性でしたもの。
まあ、ユニフォームはユニセックスですけどね。
この会社は何度も訪問しているのですが、週末をまたぐことがないので残念ながら試合を見る機会はまだありません。
また、そこの社長さんちに招待された際にはご自慢の馬車に乗っけてもらいました。
やはり西洋のお金持ちはスケールが違うというか、お城に住んで厩舎があるという日本では考えられないお話。
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