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37. 上海で(その5:タクシーの話#3)
また別の時のことですが、虹橋(ホンチャオ)空港でホントはターミナル2のところを間違えてターミナル1で降ろされて、その時はかなりの荷物を抱えていたので参ったことが有ります。
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海外の移動は日本の感覚ではダメで、タクシーに限らず、自分でちゃんと確認しないといけないことを改めて悟った次第。
文句を言いながら別のタクシーを拾ってターミナル2といって、値段を確認したらコイツが例のごとくフッかけてきます。
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「そんな大荷物でシャトルじゃ大変だろ?」
と言う相手(ボクは中国語はわかりませんが、こういう時は何を言われてるのかはわかるもんです) に、当然ながらこちらも日本語で悪態をつかせて頂いて(あ、ここには書けません。何て言ったかなんて…)、ドアをばたんと閉めて、金輪際中国ではタクシーに乗るもんかとシャトルで行くことにしました。
トランクを引きずってやっとのことで乗り場にタドり着き、シャトルに乗ろうとしたら、今度は手持ちの5元紙幣が古いので切符の自販機に上手く入りません。
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これも日本では考えられないことですが、時々恐ろしく古い低額紙幣にでくわします(まあ、だんだんそんなことも減っているのでしょうが)。
タクシーや店舗でのお釣りなどではババ抜きの様にこの古いしわくちゃの紙幣をよこそうとするのでした。
切符の自販機は10元までのお札かコインしか受け付けてくれません。
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まれにですが、しわくちゃで何元かも判別できないようなお札に出くわします。
やむなく、近くのコンビニまで引き返してガムを購入したのですが、店員さんがそのお釣りにまた小額紙幣を渡そうとします。
“I need coin to get shuttle ticket.”
(シャトルの切符買うのにコインがいるのよ)
とお願いしてコインを作り、やっとのことでシャトルでターミナル2に移動できたのでした。
やって来たシャトルはめちゃ混みで、しかも皆さん降りるヒトを待たずに、われ先に乗ろうとするので大混乱。
日本で海外からのゲストと電車に乗る際に整列乗車に感心されますが、結局これが一番早いのよってことを我々は知ってるだけのことで。
もう一つ電車の違いは駅や車内での放送。
これがあるのは多分日本だけで、ヨーロッパなんて定時になると(ま、大体遅れますが)いきなり発車しますからねぇ。
一度フランス人と山手線に乗っていた時に何のアナウンスかを聞かれ、
“This announce is apologizing 2 minutes delay.”
(ただいま2分の遅れが発生してることをおワビしてんのよ。)
と言ったらめちゃ驚かれました。
まあ、彼らの感覚では2分遅延なんてのは定時ピタリなのですねぇ。