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32.都内の観光地で(その2:渋谷のスクランブル交差点など)

今ボクが勤めているフランスの会社は本社がフレンチアルプスのど真ん中の小さな町にあります。
人口も3万人程度。
 
近くの大きな町に30分程度でジュネーブがありますが(スイスとの国境の近くなので)、国際観光都市として有名なジュネーブも町並みは古く、高層ビルなどはありません。
我々の感覚からすると歴史のある美しい地方都市と言った感じです。

高台にある公園から見た街並み
向こう側にレマン湖
旧市街は中世の要塞から発展したので結構急な坂に広がっています


寒い時期を除いてはヨーロッパではジュネーブに限らず外食も屋外が多いですねぇ。


なので、東京に来るとあまりの違いにびっくりするのですが、中でも彼らが特に喜ぶのが渋谷のスクランブル交差点。
 
海外でもとても有名な場所なので、食事や買い物のついでに連れて行くと、人混みなど経験したことの無いため、身の処遇に戸惑いながらも慣れない手つきで嬉しそうに自撮りをしたりします。

彼らにとってはこれだけの人とすれ違うのはめったにない体験

で、渡りきったところで
“ The population in this 1㎢ area should be larger than your city."
(この1㎢内の人口はキミの町より大きいよ)
というと、これまたとても喜びます。

それとは別の意味ですが、日本特有のものでフランス人が大喜びした建物があります。
 
ある日の夕方、顧客訪問後に恩賜公園方面から錦糸町駅に向かって歩いているときのこと。

ある一角でイルミネーションが煌びやかな建物が多いのを訝って、中の一人が訊ねてきました。
 
“What are the Buildings ?“ 
(あの建物は?)
“Well…, they are Hotels for special purpose.“ 
(えー、あれは特別な目的のためのホテルです)
“???“
“You guys, men only are not allowed to stay. You need to be associated with ladies.“ 
(アナタ達は男性だけなので、泊まることはできません。女性同伴でないとダメなんです)
“???“
“The place is called  as “ Love Hotel.“ 
(あの場所は「ラブホテル」と言われるところの場所です)
“Wow !“
となり、皆大喜びで写真を撮っていましたけど、帰国して誰に見せたんでしょうねぇ。

まあ、実際はあまりそばまでは行かなかったんですが。
言われてみると確かにこれは日本特有なんでしょうねぇ。

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