30. シンガポールに行ってきました。(その3:唯一の観光は…)
唯一の観光は会議最終日。
同じくその日の夜のフライトで帰国する韓国、タイの同胞と一緒に近くのモールの中でランチを食べながら、午後どこに行こうかと。
ランチの前にモールまで少しオーチャード地域を歩いたのですが、繁華街なのにとても緑が多くて、特に買い物や観光をしなくてものんびりできる場所だなぁと感じました。
最も他の場所にはほとんど行ってないんですけど。😢
建設中の建物が数件あり、これは東京でも同じですがコロナ渦でストップしていた建築が再開されたところが多いみたいですね。
さて、アジア同胞とランチ中に検討の結果(ボクは観光に関しては何も知識がないので、皆さんの話を聞いて頷いてただけですけど)、近くのLittle Indiaに行こうということになり、タクシーで15分ほどのインド人街へ。
地下鉄でも行ける様でしたが、ボク以外のヒトたちもシンガポールは初めてで、ガイドする自信がないので安全策で。
街としては数ブロック程度の規模ですが、我々のような観光客を除くと、行きかう人々を含めて漂うお香(多分)の匂いも、町全体が完全にインドな感じ(ってもボクも仕事で1回バンガロールに行ったことがあるだけですが)です。
一通り街を歩きましたが、通りかかった寺院の中が騒々しいので近寄って見ると、中で老若男女が入り乱れて踊っているというか、100名近くの人たちが激しく動き回っています。
平日の日中でしたが、きっと何かの儀式なのでしょう。
こっちを見ているヒトたちもいたので、流石に建物の中の写真は撮れませんでした。
後は街を歩きながら見つけた変な看板を何枚か。
一枚はジュエリーショップの中国語が一瞬「大興奮」に見えておかしかったので(ま、読み間違いですけど)。
もう一枚はこれも勝手な読み間違いで、中で竹馬を売ってるんじゃないかと。
まあ場所の名前の中国語読みなんでしょうけど。
地元風のカフェとかあったのですが、中の様子が良くわからなくて入る勇気が出ず、結局休憩したのは隣の地区との境界の大通りにあるスタバ。
そこからタクシーを拾ってオーチャードのホテルに戻ったのですが、せいぜい2時間いただけなのになんだか「帰ってきたぁ。」感がしたのは、それだけLittle Indiaがホンモノ(?)だったということなんでしょうか。
荷物を受け取ってチェックアウトをお願いしたらフロントの人が月餅 をくれました。
聞けば、
“We celebrate full moon in September.”
いわゆる「中秋の名月」ということで、これはアジア全域の風習だということを知りました。
韓国では日本と同じお団子(Rice ball : ライスボール)の由ですが、よく考えたら月餅の方が相応しい様な気がしますねぇ。
今回は特にお土産とかは買う気はなかったのですが、せっかくなのでお酒をと空港で免税店に行くと3件ほどあるどの店に行ってもバックパックを背負った大勢のインド人が行列を作っています。
特に高級なブランデーを買い漁っている様で、皆さんの風体からして、どうも個人用ではなく大量に買い付けに来ている感じがしました。
なんだかなぁ、と思いつつそれでも一番行列の少ない店に並んだのですが、数人前に並んでいたちょっと恰幅の良いおじさんが携帯を取り出し突然大声で話を始めました。
しかもマスクなしで。
おいおい、何してくれてんの、と思っていたら自分の精算の順番になると、ブランデーを5-6本抱ええたまま、携帯には良くわからない言語をがなり立てつつ、店員さん相手に値切り始めました。
そこに店員さんがもう一人現れて、そのおじさんを「どうぞこちらへ」と事務所へ連れて行き、どうなることかと思っていたら、手ぶらで出てきたところを見るとどうやら品物は回収されておじさんは放り出されたという、これが日常茶飯事的なことの様でした。
なんだかシンガポールに行った割には最終日のインドのインパクトが大きかった様な。
でも、都会らしさとのんびりしたところがうまく融合していて、今度は一度プライベートでも行ってみたい場所でしたね。
特に今の様に日本が寒い時期は良いだろうなぁ。