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22.Amsterdam(アムステルダム)でも色々ありました(その6:海外初のサッカー観戦)

アムステルダムでは海外では初めてのサッカー観戦を。
本来は日曜に次の目的地へ移動するところを、サッカーを見るために日曜までアムステルダムにとどまり、翌早朝に移動する様に出張の予定を組みました。
 
それまでシュッツツガルトなどで週末を過ごすことはあったのですが、残念ながら毎回ご当地チームがアウエィに行ってたりして、試合を見ることはできなかったのです。
 
Eredivisie(エールディヴィジ)と言うオランダリーグでは日本では考えられないことですが、サポーター登録していないとチケットは買えません。
海外からの旅行者が直接チケットを入手したければ、Ajax、PSV、フェイエノールトの3つのチームいずれかのWEBでビジター用に販売されているランチとお土産つきのチケットを購入することが唯一の方法です。
 
我々が買ったチケットはおのぼりさん用の特別なものでランチとお土産(マフラー)込みで120€(チケットだけだと確か17€)。
 
正直高いなぁとは思いましたが、他に試合を見る方法がないので、出張に出る前にネットでチケットを購入しました。
 
Ajaxのホームスタジアムのヨハンクライフ・アレナはアムステルダムから電車で20分ほどで、モールに隣接しています。
駅の目の前にあるスタジアムに向かうと、手前にクラブハウスがあり、1階では立ち飲みパブとギフトショップで大混雑していました。

ヨハンクライフアレナ外観


んー、ここで立ち飲みかな、と思いながらカウンターで我々のチケットを見せると、しばらく待たされてから戻ってきた係のお兄さんが
“Your seats is ready in 1st floor.”
(お席は2階に準備してあります)
 
(イギリスだけでなくヨーロッパの多くの国では1階を”Ground floor”、2階を”1st floor”と呼びます。ホテルのエレベーターの表記で1階を”0”と表示してあることもあり、それを見ると今だに変な感じはしますねぇ。)
 
ということで、2階のレストランに案内されました。
1階とは違ってほとんど誰もいないフロアの、スタジアムが見える窓際のテーブルに案内され、その上にはそれぞれの名前の入ったネームプレート。
これも良い記念品となりました。
 
ワンドリンク付きのランチ(ハンバーガー)の味もまずまずでしたが、なにより観戦前にゆっくり食事ができたし、多少値は張りましたが、結果的には良かったかなと。
 
試合はAjax対Roda。
シーズン最終盤の、アヤックスにとっては首位のかかった試合でスタジアムは満員でした。
我々の席はビジター側のゴール裏だったんですが、そこも全員アヤックスファンで埋め尽くされていました。
 
ローダの応援団の席はアウエィ側のコーナーの上の2列のみ。
日本でもアウエィ側の半分はホーム側に割り当てる場合もありますが、ここまで極端なのは初めて見ました。
 
スタジアムは芝もよく整備され、歴代の優勝時のペナントも飾られていて、歴史を感じます。
何よりサッカー専用スタジアムなのでフィールドが近いのがとても良かったですね。

ヨハンクライフアレナ


日本では柏のホームスタジアム等がそうですが、やはりゴール裏の席には外れたシュートが飛んでくるくらいの距離だと臨場感が高まりますよね。
 
試合はなんとローダが先制し、一瞬スタジアムが異様な雰囲気になりましたが、直ぐにアヤックスが追いつき、後半に逆転して結局は3-1。
 
最後はアヤックスファンの皆さんは笑顔で帰宅の途につかれましたが、あれがもし負けてたらどうなったのか、と言うのはちょっと怖いもの見たさで見てみたかったような気もします。
 
まあ、でもオランダは比較的安全な様で、その証拠に結構な数の子供も観戦に来ていました。
 
ただ、ちょっと驚いたのは、試合後はみんなごみを散らかしたまま帰るので座席から通路までごみだらけです。
 
子供たちがふざけて更にごみを散らかしているので、びっくりして見たら目が合っちゃって、ちょっとばつが悪そうにしてました。
日本人の感覚からすると、きれいなスタジアムと散らかり放題のごみの山は違和感ありでしたねぇ。
 
清掃するのがお仕事の人がいるから、ごみは置いといても良いという考えなのでしょうが、基本ごみは持ち帰らないまでも、ちゃんと既定の場所に捨てていくのが当たり前だというこちらの感覚とは大きな差がありますねぇ。
 
その昔、フランス・ワールドカップの際に自分たちでごみを持ち帰る日本サポーターを、当初は現地の方々は奇異な目で見ていたことを思い出しました。
今では逆に日本の規律正しさ、清潔さなどは美点としてとらえてもらえる様になったと思いますが。



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