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26.フランス・アルプス地方の町(その2:なんとかとケムリは…)

ジュネーブもそうですが、モンブランのふもとの町として有名なシャモニーに観光も兼ねてお客さんを連れていくことがあります。
 
“Aigu du Midi”と言うモンブランに隣接する山の頂上付近まで行くロープウェイがあり、標高3,842mの高さまで行くことができます。

Aigu du Midiへのロープウェイ


富士山より高いこの展望台はいつもマイナス2~3℃でこれは夏でも冬でもほぼ同じ。
一度夏にうっかり薄手の上着しか持っていなかったのでメチャ寒い思いをしたことがあります。

Aigu du Midi 展望台


初めて行ったときはフランス人の同僚と2人連れだったので、早く外が見たくてロープウェイを降りて展望台までの階段を少し小走りに行ったところ、急にふらついてしまい、たまたまそこにベンチがあったので助かりました。
はい、昔から何とかとケムリは高いところが好きだと申しますね。
 
後からやって来た同僚がベンチにへたり込んでいるボクを見て、
“Oh, you may get mountain sickness ?“
(高山病になったんじゃない?)
 
最初はマウンテン・シックネスぅ?『山の病気』ってなんじゃそれ?と思ったのですが、空気が薄いところで走ったので、ごく軽い高山病になった様なのでした。まあ、すぐに回復しましたけどね。

展望台にはこんなフォトスポットも


うちの会社の本社があるCluses(クルーズ)という町は位置的にジュネーブからシャモニーの中間点くらいのところにあります。
 
ジュネーブからの道沿いには結構な数の企業があり、元々はスイスの時計産業を支えていた企業が形態を変えながら現在でも500社程度ある由。
 
うちの会社も時計の歯車を作るために創業したそうで、そばには大きな川が流れており、そのほとりに小さな時計記念館があります。
 
精密機械工業にはきれいな水ときれいな空気が重要ということで、これは日本の時計産業の創設と同じ理由なのでしょう。

シャモニーの町中


このジュネーブからの高速道路はイタリアに行くトンネルともつながっており、最近トラックなどの通量が増えており、Air pollution(空気汚染) がひどくなってきて問題になっている由。







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