17.初めての海外出張はLos Angels(ロス・アンゼルス)でした(その4:カフェテリアその他での変な食べ物)
食事は会期中は忙しいこともあり、ほぼ毎日同じホテル内のカフェテリアで朝昼晩を食べてました。
もっと忙しい時は、会場内でホットドッグ🌭を買って歩きながら食べるということもありましたが。
日本のビジネスショーではそんなお行儀の悪いことはまず見かけないですが、ブース間を歩きながら飲んだり食べたりしている人もちらほらおり、そのマネをしたというか、なかなかアメリカンな感じはしました。
食べ物の中で今でも忘れられないのは、ビュッフェ形式のサラダの中に生のカリフラワーとブロッコリがあったことです。
カジッってみると、まあそれなりに食べられないことはないのですが、ぼそぼそしてて、やっぱりちょっと茹でてくんないかなぁと思いましたねぇ。
また、専任のシェフが卵を焼いてくれるサービスもそこで初めて経験しました。
目玉焼きも焼いてくれますが、オムレツにはハム、オニオン、マッシュルーム、パプリカ、チーズ、等好きな具材を頼んで入れてもらのにに、”Everything”(全部)とうっかり頼むとタバスコを入れられてしまったので翌朝からは、
”Everything, but no Tabasco.“
(全部入りで。でもタバスコは無しね)
と言うとシェフのおじさんがこっちを見てニヤリとしたのを覚えています。
でも、後にも先にも他ではタバスコ入りオムレツにお目にかかったことは無いですねぇ。
一度近くの(と言っても車で15分くらい)日本食レストランに連れてってもらいました。
その後の出張でも時々行くことになったそのYoshi’sというお店は海外にある典型的な日本食レストランで、お寿司、天ぷら、お蕎麦と何でもあり、日本で言うと和食系のファミリーレストランに近い営業形態です。
メニューの中心はお寿司6個とうどんとかいわゆるセット(Comboと呼んでましたけど)で、カリフォルニア・ロール(マグロの代わりにアボカドを使った巻物)もここで初めて食べました。
大人数の時は、お刺身の盛りあわせとか焼き鳥とかも頼んだりします。
年配の方々は日本のビール(Ichiban : Kirinの「一番搾り」が定番)を飲みつつ日本食を食べてご機嫌なのですが、こっちはカフェテリアにもいい加減飽きてたものの、こんな居酒屋みたいなとこなら、日本に帰ってから幾らでもいけるのになぁ、アメリカなんだからステーキとかに行きたいなぁ、って思いましたけど。
その後なんとなくわかってきましたけど、やはり海外出張では色々とプレッシャーも感じるので、お醤油味とご飯で一息つきたいこともあるのでしょう。
ある時海外営業のマネージャーに頼まれてメキシコかどこかのディストリビューター(代理店)と打ち合わせをした後、
「この後時間があるなら一緒にメシ行こうよ。」
と、タクシーで外の中華にボクも連れて行ってもらったことがありました。
「やっぱり毎日ハンバーガーじゃ飽きちゃうよな。お客さんと一緒の時くらい良いご飯食べようよ。」
と言われて有難くご馳走になったのですが…。
ところがまあ、出てくる料理はチャーハンは油が多くてベチャベチャだったり、炒め物の野菜がほぼ生だったり。
味も塩気が濃すぎたり、ほとんど味がなかったりとかで、なんとかお茶で飲み下したのですが、
「中華だけど、Yoshi‘sなんかよりウマいだろ? でも、誰にも教えてないから、他には言うなよ。」と言われても、
”To this restaurant, I only invite VIP customers, like you."
(ココにはあなたの様なVIPなお客さんしかお連れしないんです。)
と言われて戸惑い気味のメキシカンのお客さんと一緒にアイマイな笑みを返すのが精いっぱいなのでした。
誰にも言うなと言われても、流石にヒドかったので、(失礼ながら、店が数年間存在していること自体が理解できないレベル)後日彼の同僚になる先輩に、
「あんなトコに連れて行ったら、お客さんに逃げられちゃいますよ。」とそのことを話したところ、
「あー、オマエもヤツの中華の洗礼を受けたのか? 仕事は出来るンだけど、舌がバカなんだよなぁ。👅 アイツとはメシ行かない様が良いよ。」
…。それ、早く教えといてくれないと。😢
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