窮鼠はチーズの夢を見る 感想
同性愛の映画を見るのは初めてだったので考えることも多く、ものすごくジェンダーや恋愛に関する考え方に刺激を受けた作品でした。
とても切なくて苦しくて見ていて何度ももどかしくなりました。えちえちなシーンも多く赤面しながら見ました笑 心から人を好きになること、恋愛の難しさを感じ、自分の恋愛観も考えさせられました🧠
ストーリーの構成はもちろん、俳優さんの演技力に終始圧倒されました。成田凌さん演じる今ヶ瀬の仕草がすごく女性的で可愛いなと思わされるシーンが何度もあり、クズな恭一を演じる大倉くんもなぜか惹かれる魅力があり複雑でした。
だめだ、もうやめようと考えていることほどはまってしまう、流されてしまうそんな人間のリアルな側面を覗いた気がしました。自分も優柔不断な一面がありそれが無意識のうちに人を傷つけることもあることに改めて気づき、気を付けようと思いました。
この映画をみて、日本人のLGBTに対しての考え方捉え方が妙に偏見じみていて、それを時代に合わせて私たち若い世代から徐々に変えていく必要があるように感じました。
日本では同性愛やトランスジェンダーなどに対して寛容な人が少なく、まだまだ改良の余地があるように思います。街中を歩いている男女のカップルは多く見られても、男同士、女同士のカップルが堂々と歩けるような世の中にはなっていないことを不思議に思いました。
偏見を持つこと自体が悪いという訳ではないし、それも個人の考えとして受け入れるべきだと思う一方で、なぜLGBTの人の考え方が世に受け入れられないのか、公言しづらい環境になっているのか、そこに理不尽さを感じました。
グローバリゼーションなどと盛り上げるならば、もっと自由で多様な社会を実現するべきだと感じます。そのために映画や本を通してさらに知識を積んでいきたいです。
長くなってしまいましたが、読んでくださってありがとうございました😊❤︎
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