![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/134163773/rectangle_large_type_2_ff746c7171da439ce304540f21ac5184.jpeg?width=1200)
フレスコ画に感動!ブルガリアの世界遺産、リラ修道院とボヤナ教会
以前ブルガリアを訪れたとき、世界遺産であるリラの修道院に行きたかったのですが、公共交通機関の便が悪く、時間もあまりなかったので断念。その時行かなかったことに後で後悔したので、今度こそは!と思い行ってきました。
リラの修道院は現地ツアーが便利
首都ソフィアからの公共交通機関はバスが1日1本で、滞在できる時間はおよそ2時間。2時間で十分だろうか?バスが遅れたらどうしよう?と思い英語の現地ツアーを調べると結構安い!
バスは往復10ユーロほど(1,600円)に対して、ツアーは20ユーロでリラの修道院の他にもう一つの世界遺産であるボヤナ教会にも立ち寄るということ。それならば公共交通機関で行くのとそう変わらない!しかも到着してからは自由行動。追加料金を払えば現地でガイド付きということでしたが、ガイドツアーはすぐ飽きるのでガイドなしが私にとっては好都合。
英語の現地ツアーは公共交通機関で行けないところだけ利用するので、かなり久しぶりの利用です。パートナーは行ったことがあるのでソフィアでヘアカットやコインランドリーに行くとお留守番。
30人ほどのツアーで、若い人が多いかと思えば、高齢の夫婦が多く一人参加は私だけ。スペイン語と英語の2か国語でした。ブルガリアはスペイン人に人気のようで多くのスペイン人観光客を見かけました。
ソフィアの中心から2時間ほどかけてリラ修道院へ向かいます。
![](https://assets.st-note.com/img/1710539578112-joha1b3xzJ.jpg?width=1200)
感動のリラの修道院
リラ修道院での自由時間は2時間。自然公園に囲まれた緑豊かなエリアで空気が美味しいです。かなり時間を持て余しましたが、時間がないよりはベター。のんびり堪能しました。
正面入り口に到着。入口にもフレスコ画が描かれています。
![](https://assets.st-note.com/img/1710614173819-zgVOoDUre6.jpg?width=1200)
10世紀に設立されたリラ修道院。ブルガリアで最も文化的、歴史的、建築学的に重要な遺産の一つと考えられているそう。1830年頃に火災でほぼ消失し、現在の建物は19世紀後半に完成したそう。
入口を抜けると修道院の中央にある教会。周りは山に囲まれています。
![](https://assets.st-note.com/img/1710614840923-UAjBu6bYGv.jpg?width=1200)
周りを居住棟でぐるっと囲まれています。
![](https://assets.st-note.com/img/1710614877507-DszDV5oyMl.jpg?width=1200)
居住棟は300ほどの部屋があり、僧侶だけでなく一般の人も宿泊できるようです。
![](https://assets.st-note.com/img/1710614921912-2F2vNB0IvB.jpg?width=1200)
独特の建築がどこかエキゾチック。
![](https://assets.st-note.com/img/1710614922555-Kfid3BKnHz.jpg?width=1200)
観光客は思ったよりも少なくのんびりできました。
![](https://assets.st-note.com/img/1710614922327-zziBpUZnwg.jpg?width=1200)
素晴らしい木造建築。
![](https://assets.st-note.com/img/1710614922622-hmBK8qWAqg.jpg?width=1200)
教会内部は写真撮影が禁止されているので、入口の外から1枚写真を撮りました。壁や天井にフレスコ画がびっしり。祭壇は金がふんだんに使われていて豪華です。カソリックやプロテスタントの教会と比べて、内部が暗くフレスコ画で覆われている正教会は厳かな雰囲気で好きです。
![](https://assets.st-note.com/img/1710615606064-hH14iztoBl.jpg?width=1200)
内部の様子(ビデオ)はこちらのプロの写真家のインスタで。
教会の周りの廊下もフレスコ画が一面に。かなり鮮やかなので最近修復されたよう。
![](https://assets.st-note.com/img/1710615783361-zOCdgs1QZy.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1710615749060-vhGdIARmSD.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1710615749297-ap9lfqt7Dk.jpg?width=1200)
ストーリーが分かればもっと楽しめそうです。
![](https://assets.st-note.com/img/1710615749763-kBUhNQJVn8.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1710615750618-tOt4bt5T4D.jpg?width=1200)
一通り見たので、反対側に出てみました。
![](https://assets.st-note.com/img/1710615833023-7IzlkcfEqy.jpg?width=1200)
トレイルがあって渓流沿いに下っていくと…
![](https://assets.st-note.com/img/1710615819630-1eN0eeDP1r.jpg?width=1200)
小さい修道院がありました。
![](https://assets.st-note.com/img/1710615852280-8xehUmAt5Z.jpg?width=1200)
こちらもフレスコ画。
![](https://assets.st-note.com/img/1710615852117-h1SqYK3Aue.jpg?width=1200)
見学後は、近所のレストランへ。マスの養殖場が近くにあり、おすすめというのでマスを注文。付け合せがなく魚だけでした…ギリシャに住むアメリカ人の年配親子が色々頼んでいたので少し頂きました。支払いは各自で行いましたが、ブルガリアの物価の安さにびっくりでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1710615952277-ajshAzori7.jpg?width=1200)
この後はソフィア方面へ戻りもう一つの世界遺産であるボヤナ教会へ。
こじんまりしたボヤナ教会
ボヤナ教会は、ソフィアのすぐ外に位置しています。ブルガリアの貴族であるカロヤンとデシスラバによって10世紀から11世紀にかけて建設されたそうで、その後13世紀と19世紀に拡張され現在の姿となっています。内部にはカロヤンとデシスラバの肖像画があり、ヨーロッパ初のルネッサンスの作品と考えられているそう。そのほかに、聖ニコラスを描いた13世紀のフレスコ画が特に知られているそうです。
正面入口はシンプルな造り。
![](https://assets.st-note.com/img/1710615444969-aqDvM1bbDD.jpg?width=1200)
一番古い10世紀から11世紀にかけて建てられたと思われる部分。
![](https://assets.st-note.com/img/1710615445754-s5koW5fLvX.jpg?width=1200)
内部は写真撮影禁止なのでオフィシャル・サイトから。フレスコ画を保存するために空調で室温は常に一定に保たれ、一度に8人まで、制限時間10分まで滞在できるそうです。ここではツアーのガイドが全員に説明してくれましたが、10分の制限時間で説明はなかなか難しいです。
狭い教会内にフレスコ画がびっしり描かれていて圧巻。実はこのフレスコの下にはもっと古いフレスコ画が描かれているのだとか。どんな絵が描かれていたのか気になります。
今は現地ツアーはインフレが激しく高い国が多いですが、このツアーはほぼ一日がかり(9時出発、17時頃終了)で、20ユーロはお得でした(リラの修道院は拝観料なし、ボヤナ教会の拝観料5ユーロは別途徴収)。
リラの修道院もボヤナ教会も本当にフレスコ画が素晴らしく、リラの修道院に関してはその規模にびっくり。ほかの欧州の国のメジャーな世界遺産と比べてかなり空いていたのも良かったです。