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英田舎の茅葺き屋根のコテージでティスティングメニュー
イギリス滞在中に、ピータバラのネネ・バレー鉄道に行っていたので近隣でディナーをすることに。
そこで行ったのがピータバラ郊外のCastorという村にある「Chubby Castor」(直訳するとぽっちゃりCastor)というレストラン。
400年前に建てられた茅葺き屋根のコテージにあり、オーナーシェフはロンドンのミシュラン三ツ星 Restaurant Gordon Ramsayで経験を積んだシェフだそう。
ゴードン・ラムゼイと言えば、その辛口コメントでイギリスやアメリカで知られるセレブリティ・シェフ。
車でCastorの村にたどり着くと、豪邸が並びかなり高級なエリアということが分かります。
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暗くて分かりにくいですが、茅葺き屋根の昔ながらの建物。
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中に入ると木の梁が見事。
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落ち着いた雰囲気です。
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夜はテースティングメニューのみでした。
パンは中東っぽいハーブの入ったもの。これがとっても美味しかったです。
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アミューズも美味。
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鹿肉、セルリアック、栗のスエット・パイ。スエットはイギリスの昔から料理に使われている牛や羊の腎臓付近の脂。これを小麦粉と混ぜてパイの生地にして具を包んで蒸すそう。
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食べてみると少しザラッとしたゼラチンのような感じで、あまり動物の脂という感じではないです。
中には鹿肉などの具が入っています。
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スコットランド・Belhaven産スモークサーモンにビーツ、フェンネルのピクルス、ワサビをのせたもの。ワサビの味が全くしませんでしたが、サーモンが美味しいです。
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ターキー胸肉のローストに、人参のピューレとクランベリーソース。人参のピューレが人参の形をしていてキュート。
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少しターキーがドライでした。
サイドにPigs in blankets(ソーセージのベーコン巻き)、芽キャベツ、人参のロースト。極めてスタンダード。
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レモンとココナッツのポセット。ポセットもイギリスの伝統料理だそうで、シェークスピアのマクベスにも出てくるのだとか。ダブルクリームに砂糖とレモン果汁を入れて温めるだけで、レモンの酸でクリームが固まるのだそうです。
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クロテッドクリームや柔らかめのバターのような濃厚な舌触り。カロリーがかなり高そうです。
クリスマス・プディングとkirschというドイツ・フランス辺りが原産のお酒に漬けたチェリー。ブランデー・バターを添えて。
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クリスマスプディングは激甘のものが多いので避けていたのですが、ここで出てきてしまいました。これにも普通スエットが含まれているそう。ブランデーバターを試してみたくてスーパー買おうか迷ったのですが買わなくて良かったです。少量だったのでどうにか食べれましたがお腹いっぱい。
グーグルマップの写真を見るともっと創作料理が多いのですが、年末のホリデーメニューだったため、伝統的なお皿が多かったよう。創作を期待していただけにちょっと残念でしたが、スエットパイやポセットなど食べたことのないイギリス料理が試せたのは良かったです。また、田舎ならではののんびりした雰囲気も楽しめました。