(533) 両陛下、大合奏に拍手送られ 庁舎や皇居外周で桜ご観賞

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(533) 両陛下、大合奏に拍手送られ 庁舎や皇居外周で桜ご観賞

天皇、皇后両陛下は4日、両国国技館(東京都墨田区)を訪れ、バイオリニストで音楽教育法「スズキ・メソード」の創始者である鈴木鎮一(しんいち)氏の生誕120周年を記念する「スズキ・メソード グランドコンサート」を鑑賞された。3人のお子さま方がスズキ・メソードでバイオリンなどの楽器演奏を学ばれた高円宮妃久子さまも同席された。

コンサートには、スズキ・メソードの生徒に加え、東日本大震災の被災地である岩手県大槌町、福島県相馬市で楽器を学ぶ約60人が招かれ、総勢約2千人の子供らがバイオリンやチェロなどで合奏した。両陛下は「キラキラ星変奏曲」などの音色に耳を傾け、盛んに拍手を送られた。

演奏の合間に、天皇陛下は関係者に「一番小さい子は何歳ですか」とご質問。会場を後にする際には、通路に展示してあった小さなバイオリンに関心を示され、久子さまが「最初は16分の1(のサイズ)から始めるんですよ」と説明される場面もあった。

皇太子同妃時代からたびたび同コンサートを鑑賞されてきた両陛下。関係者によると、かつて子供らが楽譜を見ずに合奏する様子に関心を示し、「われわれには暗譜であんなにたくさんは弾けません」と話されたこともあったという。

両陛下は6日、この冬の大雪などで甚大な被害を受けた北海道と秋田、山形、新潟、福井の各県に対し、宮内庁を通じて見舞金を贈られた。自然災害の被害を気にかけている両陛下は大雪や大雨、地震被害の都道府県に度々見舞いの気持ちを伝えているほか、見舞金も手渡されている。

初代・神武天皇の命日とされる3日午前、皇居・宮中三殿の皇霊殿で神武天皇祭皇霊殿の儀が営まれ、天皇陛下と皇太子さまが拝礼された。秋篠宮ご夫妻、長女の眞子さまをはじめとする皇族方も参列された。夕方からは皇霊殿御神楽の儀があり、陛下は途中で退出したが、儀式が終わるまで皇后さまとともに御所で慎み深く過ごされた。







2nd ViolinというのはViolaのひとつ音域の上の楽器である。ビオラは2ndバイオリンの隣で演奏する

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