【Q&A】世の中を変えていきたいとか、そんな高い志が持てません。

就活生から質問をいただきました！

【質問】
OB訪問や就活セミナーでお話を聞くと、みなさん「世の中を変えていきたい！」「こんな苦しんでる人を救いたい！」と熱い想いを持っています。
けど、私にはいくら考えてもそういう熱い想いが湧いてこないです。

熱い想いのない私は就活に不向きなのでしょうか？
どうすれば熱い想いを持てるようになるのでしょうか？
みやっちさんに教えてもらいたいです！

質問ありがとうございます！
結構、熱い想いがないとダメなの？みたいな悩みも聞きます。

たしかに「世の中こうしたい！」みたいな話を堂々とできるとカッコいいですし、なんか志高くてすごいなぁって感じますよね。

僕自身、今でこそ「暗闇を彷徨う人に希望の光を照らす」という使命を掲げてますが、そこに至るまではかなりのプロセスがありました。

では、この熱い想いは必要なのかどうか、お話ししていきたいと思います！

●結論：熱い想いは"今は"無くていい

結論から先にお話すると、

熱い想いは"今は"無くていい

です。ポイントは、"今は"というところです。
解説していきます！

●そもそも日本は熱い想いを抱きづらい環境

熱い想いを持ってる人って、必ずその想いを抱いたキッカケがあるんですよね。
海外インターンに行った時に感じたこととか、
東日本大震災で感じたこととか。

自分の知らなかった世の中のリアルや不満に触れて、「あ、このままじゃヤバイな」って気付いたからこそ、それを変えていこうって決心するようになるんです。

けど、我々日本という国に生まれて、普通に生きていれば何不自由なく生きていける訳です。
そんな中で自分の心を大きく動かして「これを変えなきゃダメだ！」って奮起するほどのキッカケってそうそう見つからないですよね。

そもそも熱い想いを抱きづらい環境で生きてきてるわけです。
だから、熱い想いを持ってなかったとしてもそれを負い目に感じる必要は全くありません！

●他人よりもまずは自分を大切にする

それに、仮に熱い想いを持ってたとしても、それで幸せになれるかというと、必ずしもそうではありません。

熱い想いというのは自分を行動させることができて、一見充実した日々を過ごせそうですよね。

けれど、その想いと行動はしっかり自分を満たせているでしょうか？

いい例があったので紹介します。
NARUTOという漫画では主人公のライバルが「一族を殺した兄に復讐する」という熱い想いを抱いてますが、彼はずっと闇深い感じで、幸せからどんどん離れて行ってしまっていました。
一族の復讐に取り憑かれて、自分の幸せを無視した自己犠牲になってしまっていたのです。

幸せになるために生きたいのであれば、まずは自分を満たすところから始めましょう。
これに関して分かりやすいお話があって、シャンパンタワーの法則というのがあります。

シャンパンタワーは、グラスがピラミッド状に重なって建てられています。そして、上からシャンパンを注いで、一番上が溢れたら徐々に下に下にと流れていきます。シャンパンタワーの法則は、この構図から作られました。

タワーの最上段は自分、その下は家族・パートナー、その下は友人、その下は会社の人・・・と、自分を中心に大切にしている人順に段々を作ります。そしてシャンパンタワーのように、一番上から満たしていきます。そして、一番上が満たされたらその下を満たすようになります。

つまりシャンパンタワーの法則は、まずは自分で自分を満たすことを考える。そして、自分を満たした上で他人を満たすことを考える。という考え方です。

●自分を満たしたら他人を満たすことを考える

シャンパンタワーの法則に法って、しっかり自分を満たした。
そう思えるようになってから、今まで自分に注いでいたパワーを他の人に注ぐことを考えましょう。

自分が満たされているので、わりと自然に「こういう人の力になりたいな」と考えるようになってます。

僕自身の体験談をお話すると、僕は自分を満たすために転職を決意しました。
楽しい仕事ではありませんでしたが、会社の人からの期待が強かったので辞めづらく、いつか転職しようと思いつつしばらく在籍していました。

けれど、シャンパンタワーの法則を知って、やっぱり自分が楽しいと思える仕事をしたい！
と自分の本心に気付けました。

そして転職して自分を満たしたら、「転職や自己分析のノウハウを他の人にも提供できないかな？」と考え始め、Life Buildupプログラムを作り始めました。

水が上から下に流れるように、自然とそういう思考になれるものです！
(悪人じゃなければ！笑)

●まとめ：自分を満たせるのは自分だけ

本日は、「高い志や熱い想いってないとダメなの？」という質問に対して、「今は無くていい。先に自分を満たそう！」というお話をしました。

自分の人生の中で、自分を大切にして自分を満たしてあげられるのは、自分だけです。

あなたのことを大切にしてるような口ぶりをする人も多くいますが、その人も最終的には自分が可愛いもの。

だからこそ、自分の幸せは自分で守っていきましょう！

本日もありがとうございました！

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