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変わって悪かったこと、良かったこと

子どもが生まれてから、生活は一変した。

赤ちゃんの間は
夜通しの授乳による寝不足はもちろん、
自分の食事を落ち着いてとることもできないし、
以前のように身軽な外出ができなくなった。
なによりお酒が飲めない!

幼児になってからは
規則正しい生活を促すため、
子どもとともに自分も早寝早起きになった。
結婚前、仕事から22時に帰ってきて
深夜2時に寝ていた生活が信じられない。
とはいえやっぱり朝早いのはそんなに得意じゃないので
子どもと一緒に起きて、
保育園の送り出しに必要以上にバタついてしまったりする。

生活スタイルに大きな変化はあれど、
自分自身が「変わった」かというと自分としては、「そうでもない」。
例えば子どもが昼寝をしている間にNETFLIXで「全裸監督」を観るし、
「ジョーカー」も劇場に観に行った。


と思っていたのは第1子、子育て中のこと。
第2子が生まれてからは
そんな「私は変わらないわ」とか言ってる余裕もなくなってきた。

家事と育児、隙間に自分の仕事をする以外、
本当に自分の時間が取れない。
ネトフリを見る余裕もないので、
今の私の生活の潤いは、
家事をしながらワイヤレスイヤフォンで
「生活は踊る」や「佐久間宣行のオールナイトニッポン」
を聞いたりするくらい…

自分に割ける時間が極小になったので、
本や映画やドラマは本当に厳選する。
ここ最近映画館で映画を観たのは2本だけで、
「君たちはどう生きるか」と「哀れなるものたち」。
どっちも映画館で観れてよかった!

「ボーはおそれている」も観たかったけど、
長いし、最近のメンタルでは耐えられなさそうなので見送った。
(今観たいのは「悪は存在しない」)

仕事が思うようにできない(キャリアを積む余裕がない)
趣味に時間を割けない、
ということは本当に大きな悩みである。
これは目下、大きな課題!
多くの親の悩みだと思う。
でも悩んでる時間が無駄だよね、という真理もある・・・

子どもが生まれる前の私は、時間があれば
まだ確定していない未来のこと、
もうどうしようもできない過去のこと、
を取り出してきては
あーだこーだいーだうーだ考え始めてしまうタイプの人間だった。
でも、強制的に時間を奪われてしまうことで、
そういう無駄な思考を挟む余地もなくなった。

今感じている全ての悩みは、
この先何年かして振り返ってみたら
きっと泡のように消えて無くなっていると思うし、
いま私が自分の時間を注いでいる子育ても、
子どもの成長とともに、
もう少しは楽になっているはずだ。

毎日なにかしらもやもやしているけれど、
このもやもやを抱えながら、
少しずついろんなところの筋肉が増えているといいな、と思う。

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