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自力で解きたいからいい塩梅のヒントが欲しい人へ【7 DAYS TO END WITH YOU】

相手が何を言っているのか推理しながらストーリーを進める『7 Days to End with You』というゲーム。
リリースから2年経ち、今更ながらクリアしました。

システムとしては会話中に表示される単語ごとにその語がどんな意味なのか記録(メモ)して相手の話してる内容を解読していくというもの。
数時間かけて1回目のエンディングを迎えたものの、その時点では単語の半分も解読ができておらず、ストーリーの理解と他エンドの回収をスムーズにするために2週目からは攻略wikiを参考に全単語の意味を埋めたうえで進めたのですが、正直「めちゃくちゃ頑張れば自力で全部解けたなーーー!」とちょっと後悔したので「この情報があれば勘の良い人から解けていくのでは」という感じでヒントを記載しておきたいと思います。

解き方を小出ししていくので「もうこの情報があれば解ける!」と思った段階で読むのを止めてくだされ。


ヒントに入る前に

そもそもですが、解き方のヒント、実はすでにsteamのコミュニティにわかりやすくて丁寧なものが投稿されてます。
なので基本的にはこちらを読んでゲームに興じていただくのがいいんじゃないかと思います。

このnoteで書いていく内容は「会話しながら内容を推測していく」という正道のプレイからは外れた解き方の解説なので、「発想力、想像力、推理力、持ちうるすべての力を使い果たしたのでロジックで突破したいぜ!」という方向けの内容となります。

ちなみに上記のsteamの記事は3日目あたりまでプレイした方向けとのことなので、その点ご留意を。

ささっと答えを知りたい方はwikiへ


1:ことばを構成する文字

このゲーム、単語を構成する文字は既存のアルファベットなどではなく、ゲーム独自の文字が使用されていますが、オリジナルの文字が適当に配置されてるわけではなく、きちんと単語ごとに適切な文字が割り当てられています。
そのため法則性さえ理解してしまえば、会話のシチュエーションを覚えてなくても意味を解読できてしまいます。
ただそうするとゲームの醍醐味を丸無視することになるので、あくまで推理したうえでの”確証”を得るための一助にしていただきたいな~というのが個人的な願いです。

2:文字の法則性

カレンダーや本、お料理ミニゲームなど、推測できる要素が沢山あるので、どのプレイヤーも早い段階で””や””に関する単語は解読できているんじゃないかと思います。
解読が容易でそれなりに単語数もあり法則性を探しやすいので、これらの単語を例に説明を進めます。

※色や数の単語がまだ解けてない人向け
寝室のカレンダーや本棚の本をクリックして単語を収集。
調べた本の色や数から当てはまる色と数を特定。またリビングのかまどに置かれた鍋を調べるとお料理ミニゲーム(レシピ通りに素材を指定個数、順番に入れる)ができるので、それを利用して解読を進める。

リストの状態で眺めるとわかりやすいのですが、各単語には以下のような法則があります。

  • 単語の文字数が英単語の文字数と同じ

    • 例)1=「one」は3文字、3=「three」は5文字

  • 英単語で同じアルファベットの個所は同じ文字が使用されている

    • 例)7(seven)は2,4文字目が同じアルファベットなので「〇■▽■☆」というようになっている

つまりこのゲームの単語は、英単語を元に、各アルファベットを特定の法則に則ってオリジナルの文字に変換したものということになります。

ただし「英単語で同じアルファベットの個所は同じ文字が使用されている」法則ですが、これはいち単語内でのみ適用されます。
1(one)の3文字目と3(three)の4、5文字目はアルファベットが同じですが、ゲームの単語では1と3でそれぞれ違う文字が使用されています。

なので単語に使用されてる文字から対応するアルファベットを特定するのは難しい(というかできないようになってる)と思います。

3:文字の変換方法

ゲーム文字をアルファベットに変換する方法ですが、ゲーム内のギミックで簡単に判明します。
2階の研究室、右側の棚上から2段目を調べると何かのパスワードを入力するようなギミックがあり、このパスワードというのが26種類の文字を選択する方式になっています。

文字の数がアルファベットと一致しているので、上から順にA~Zと当てはめて変換するだけでよい。

記憶するのは無理なので頑張って書いた

ただしゲームの単語は暗号化されているため、単純にゲーム文字とアルファベットを変換しただけでは意味のある英単語にはなりません。
(「1」の場合「ONE」が正しいスペルなのに「RQH」になる)

4:単語の変換方法

変換後の文字列は「シーザー暗号」によって暗号化されているので、各文字を特定の文字数分アルファベットをずらすことで解読できます。

単語ごとに、文字をずらす数は決まっている(同じ単語内で1文字目は1文字ずらし、2文字目は3文字ずらす、というようなことは無い)ので、ずらす数を総当たりで試していけばいずれ答えに辿り着きますが、攻略wikiによると単語ごとのずらす数もランダムではなく法則があるとのこと。

ここに書くと冗長なので省きますが、法則に則ってちゃちゃっと解きたいという方は以下wikiの「シーザー暗号のシフト数の求め方」を参照してくだされ。

ただちょっとこの複合方法クセがあるようで、ずらす過程に「Z」がある場合「Z」は無視しないといけないようです。
どういうことかというと、ゲーム内の「2」はアルファベットに変換すると「YCT」になり、これを1文字ずつずらしていっても「TWO」にはなりません。

YCT → XBS → WAR → VZQ → UYP → TXO
(途中に「WAR」があるもの引っかけくさい気がする)

上記のように、「Z」を経由する2文字目だけもう1文字多くずらさないと正しい単語になりません。自分で全単語確かめたわけじゃないんですが、どうもwikiのリストを見る限り「Z」はスキップしないといけないようなんですよね……。
これについては世界観に準じたルール(?)であるというようなことをwikiのコメントに書いてる方もいるのでそちらも参照していただくとよいかも。

解き方についてのヒントは以上です。

おわり※ネタバレあるかも

このゲーム、リリース当初から存在は知っていて、出てすぐスマホの方にはダウンロードしてたんですけど手を付けないまま数年経ってました。
やりたすぎてプレイしてなかったと言えば同じ習性の人は共感してくれるはず。

最近steamのストアをうろついてるときに久しぶりにこのゲームを見かけて、steamの方でもダウンロードしてようやっとクリアしました。スマホでやりなさいよね。

あんまり思慮深い方じゃないので、謎解きゲームって得意ではないけど結構好きなんですよね。このゲームとはまたジャンルが違いますが、いわゆる脱出ゲームが昔から好きで、高校時代はふりーむで毎日脱出ゲーム漁りしてました。
古の人間なので大学入ってもガラケー使ってたんですけど、2年生でスマホに乗り換えてからはappStoreでのアプリ漁りも日課に追加され、大学時代は本当に狂ったように脱出ゲームばっかしてたと思う。

ちなみに社会人なりたての頃はピクロスを狂ったようにやってたし今は数独に狂ってる。今まで自覚してなかったけど「ルールに則って何かを解く」行為が好きなのかもしれない。

steamの解説記事にもある通り、『7 Days to End with You』は徐々に意思疎通していきストーリーを理解していくことが正道な楽しみ方ではあるのだと思う。
ただ自分の場合は、これはこう言ってるのかな?と予想しているときよりも、単語リストを眺めて言葉を構成する法則性に気づいた時が一番ワクワクした。メタ推理できる構造になってるのでこういう楽しみ方もありですよね。

クリア前の段階でこのnoteに書いた3番目の法則にまでは気づいてたんだけど、アルファベットに変換しても意味ない単語になるやん……となって諦めてwikiを見てしまった。シーザー暗号なんて暗号界ではメジャーもメジャーじゃん。頑張って辿り着きなさいよ……。
wikiで「シーザー暗号」の文字を見た瞬間それじゃん!!!気づけただろ!!!とめっちゃ後悔した。

謎解きゲームって、製作者さんとの感性の違いや単純な知識不足で「これはどれだけ考えても解けなかっただろうな」と思うようなことがしばしばあるんですが、こういう「知識としてはあったし製作者との感性の違いも感じない」、頑張れば自分でも辿り着けたであろう答えを攻略wikiに頼ってしまった時が一番悔しいですよね。

法則性を探すのは好きなんだけど、じっくり考えるような堪え性がないので、さっき謎解きが好きかもとは書いたけど、謎を解くための「思考」ではなく「発見」が好きなのかもしれない。

このゲームの話に戻りますが、1週目は言葉が半分もわからないうちに7日目を迎えたので、新聞のタイトルや写真からプレイヤーの何となくの境遇は察しながらも、女の子がせっかく色々手を焼いてくれたのに死んでしまう……すまん……とか思ってました。が、2週目は一転して、こ、この女やっとるわ~~~~っとなりました。親切な女の子だと思ってたら自分のために他人を犠牲に出来るタイプの子でしたわ。

でも長く持たないとわかりながら愛する人を作っては看取り、ということを繰り返すあたり女の子も壊れてしまってるなあと思うので、まがい物ではあれど好きな人の手で終わらせることだけが救いだったのかも。


唐突な宣伝

そういえば同じようなゲーム性のもので言えば、つい最近『文字化化』がリリースされましたね。まさかのバケモノとの乙女ゲー?らしいです。リリース記念で11月9日まで10%オフのセール中らしいので『7 DAYS TO END WITH YOU』が好きな方はこちらもいかがでしょうか。


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