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2020.06.13 河内晩柑マーマレード

「愛媛県産ジューシーオレンジ」として売られていたもの。ブランド名としていろいろな呼び名があるが、品種名としては「河内晩柑」らしい。

河内晩柑は文旦の偶発実生として生まれた品種だそうで、文旦はグレープフルーツと近縁。河内晩柑も言われてみれば皮の匂いはわりとグレープフルーツ、かも。

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晩柑というだけあって柑橘類としては遅めに旬を迎える。今シーズンのマーマレードはこれで打ち止めかなあ。

ということで、さんざん作った夏みかんのレシピを流用していざマーマレード!

と思いきや、なんと、驚くべきことに、レシピを全然覚えてない。

…これね。

あー、思ったよりシンプルだった。なんというか、よくここまでまとめたな。ていうかこれ、無料で公開しちゃいけないんじゃないか?文章のテンションが異常でわかりにくいのが救いだけど、けっこうノウハウが詰まってしまってるよ…。まあ、最後の決め手は「職人の勘」だけど。

いずれにしろ、今回もこの通り作って上手くできれば、レシピとして評価しても良いかなーという気はする。

ということでレシピ通りつくった。

ちなみに河内晩柑を手にかけたのは初めてなんだけど、まず外皮がソフトで身離れがとても良い。酸味は強すぎず、甘味はほのかながら爽やかな風味がありとにかくジューシー、つまり生食が美味い。まあグレープフルーツだからね。

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爽やかさを活かそうと砂糖を少なめに50%(夏みかんレシピでは60%)にして、しかしジューシーすぎるためかペクチンが弱い感じしたのでやや強めに煮詰めた。結果としてだいぶ固めになってしまったが、味としてはバランス良いので、まあ良かったかな。

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河内晩柑は黄色い外皮がきれいなので黄色いマーマレードを期待したが、そこまで河内晩柑ぽい明るい黄色にはならなかった。

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こう見るとまあまあ黄色いか。

そして美味い。透明感のあるジュレの美しさもさることながら、河内晩柑の爽やかな風味が鼻に抜ける。ジュレに固さはあるが皮の歯ごたえは固すぎず、食感としてバランスが良い。

やはりこのレシピは完成されている。


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