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野立て看板の奇襲攻撃にたじろいだ
出張の帰り、新幹線の車内で仕事がひと段落して、ものすごい勢いで景色が流れていくのを「ボ~ッ」と眺めます。民家の中に映っているテレビが見えたりすると「何見てるのかな、どんな団らんが拡がっているのかな」と勝手に想像しているのが、昔から好きだったりします。
時々、目に飛び込んでくるのが、野立て看板。
車内から見えるように田圃のあぜ道や空き地に「7○7コスメティックス」とか「ロ○ズテクニー」などと大書きしている例のアレですね。
静岡県は富士山が見える区間で屋外広告が制限されており、数こそ少ないのですが、なかでも、ひときわ異彩を放つ野立て看板が磐田市にあります。位置的に在来線向けの設置のようですが、新幹線のE席なら、一瞬だけ!遠くに見えます。
それは 磐田市のご当地キャラ「しっぺい」からの応援3連看板。
「いつも 応援してるよ」
「みんな ありがとう」
「必ず 明日があるからね」
特に3枚目は野立て看板らしからぬ、意味深なメッセージ。単なる応援を超えたニュアンスやバックストーリーを感じます。
胸に何かしらを抱えている方は、強く優しい白犬しっぺいの、慈愛に満ちた奇襲攻撃に、思わず素に戻ってしまうのではないでしょうか。この看板に勇気や希望をもらった人、少なくないと思います。新幹線で西へ向かわれた方、気づいてますか?
このお話は次回に続きます。