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やる気スイッチをポチッとな
テレビCMで「やる気スイッチ」を観たことがありますか?
モチベーションだだ下がりの受験生の背中や後頭部に隠されたスイッチが押されることで、がぜんやる気が出て、勉強に猛進するようになるアレです。
あまりの豹変ぶりが目立つストーリー展開はちょっとなんですが、もし、やる気スイッチが現実に存在したら、勉強や仕事がどんなにはかどることでしょう。
やる気スイッチ、実は、あるそうです。
ただ、目で見えないところに隠されています。
それは脳の奥深いところにある
「側坐核(そくざかく)」
と呼ばれる部分。これこそが人のやる気、モチベーションや情熱をつかさどっている部位なのです。
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つまり、そこさえ活性化できれば、あのCMのようにやる気がぐんぐん高まる…ことが期待されるのです。
まさにやる気スイッチ!
それでは、どうすれば側坐核を活性化できるのでしょうか?
脳の奥深いところまで電極を差し込んで、検知される脳波をモニターで確認しながら、自分で意識をコントロールすることで、側坐核を自律的に活性化する「バイオフィードバック訓練」が有効と言われていますが、これは大がかりな方法ですし、そもそも「訓練に取り組もうとする強い意志がないとやる気を出せない」という妙な矛盾があります。
もっと簡単に側坐核を活性化させたい!
やる気を出したい!
バイオフィードバック被験者から得られた体験談を集約すると、ある思考との相関関係が発見されました。
それは…
予約困難の豪華ディナーが超絶おいしかった、
絶景を独り占めしながら露天風呂に入った、
自分の逆転満塁ホームランで優勝した、などなど
「楽しかった記憶を思い出す」ということ。
それも「あ~、楽しかったなぁ」と、薄ぼんやりと思い出す程度では逆効果。
むしろ、
「うふふ…エヘヘ…」と思い出し笑いするぐらいに、
強く、具体的に楽しい記憶を思い出すのです。
その瞬間から側坐核が活性化し、やる気がぐんぐん湧いてくるといった仕組みだそうです。
さて、早くも年度末に向けて、公私共々やることが山積みです。
まずは、自分だけの楽しいことを思い出して、側坐核を活性化させてから取り掛かることにしましょうか。
私なら、ド晴天の朝霧高原を空に向かって「フリーダム!」と叫びながらバイクで駆け抜けた記憶かなぁ。
いきなり用事をすっぽかして、バイクで出かけたくなってしまいますが。