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日焼け止め 塗るの ダルい
梅雨も明け、夏たけなわ。世間では次のような掛け声が聞こえてまいります。
「みなさ~ん! 日焼け止め、毎日ちゃんと塗ってますか~? なんといったって、紫外線はお肌の大敵! シミや、シワ、肌トラブルを防ぐには、お出かけ前に欠かさず塗りましょうね~☆」
うーん、ご説ごもっとも。最近は女性だけじゃなく男性も美容に気を遣う時代らしいじゃない? 素敵な時代ですわよね。むくつけき野郎だろうが、こういうセルフケアをすることが、自己肯定感アップにもつながるって、ご本で読んだおぼえがありますわ。
(たしか、↑の本に書いてあった気がする)
でもね、一つ言わせていただいて、よろしくって?
「日焼け止めを塗る」?
は? ダルいんだが?
なにが悲しくて白濁したドロドロの液体をワザワザ金出して買って、それをただでさえ暑くてテンション上がらない外出の前に、せっせと顔や体に塗りたくらなくちゃならないワケ? しかもくせえし。
あとオメー、すぐ汗で落ちるじゃん。「日焼け止めは、塗り直しが肝心」とか容器の裏にコッソリ書いてんじゃねえよ。いったん塗られたら俺の肌にピッタリついてこいや。人体の汗ごときで流れていかないでくれる?
最後に、家に帰ってきてからもダルい。つけっぱなしだと肌に負担がかかるってんで、イチイチ落とさなきゃいけないらしいじゃん、日焼け止め。「お手持ちの洗顔料か、落ちにくいときはクレンジングで落としてください」とか大抵の日焼け止めの容器には書いてありますけども……
は? ねえわ。
クレンジングどころか洗顔料すらもお手持ってねえんだわ、こちとら(書いている人間が見出し画像ような「金髪ツインテ美少女JK」だと思った? 残念、アラサーのおっさんでした)。外ではすぐに汗で流れ落ちるくせに、完全に落とすにはワザワザ洗ってあげなくちゃならないのね君~。そういう面倒くさいところ、好きじゃないよ~。洗顔料すらないから、ボディーソープを雑に泡立てて落としてますけども、これホントは肌によくないんだろうね~。あー、これで肌が荒れたらどうしよー、誰のせいでこんな心配しなくちゃいけないんだろーねー、日焼け止めくーん?
てかさー、塗ったところで紫外線のダメージを抑えるだけ、っていうのがまずテンション上がらないじゃん? 筋トレとかだったら、個人差はあれど、やった分だけ目に見える成果があるじゃないですか。筋トレしたことないけど。
なのに、「UV対策する/しないで、年取ってからの肌に大きな違いが!」とか言われてもね……。老後の肌より、ワシは目先の楽さを選ぶよ、となるのがむしろ脳の仕組みなのだ。
人間は「すぐに」もらえる報酬ほど、その価値を大きく感じ、もらえる時間が遅くなると徐々に価値が減少していくという性質を持っており、これを心理学や経済学では「時間割引」や「時間選好」と呼びます。
今まで付き合ってきた日焼け止めどもの紹介
我が日焼け止め童貞を捨てたときの相手。たくさん入っているのに安くて、ニベアという有名ブランドのものだったので、ホームセンターにて購入。
うん、日焼け止め初心者にも使いやすくてよかったですよ。伸びはいいし、変な匂いもないしで。ただ、顔に塗っているとき目にしみて痛かったんですよね。どうやら成分に含まれているアルコールが悪さをしているようで(顔と体で日焼け止めを使い分けるなどという高等テクは思いつかず。というか、使い分けとか、ダルくね?)。
という訳で、アルコールが含まれていないこちらを購入。
こいつは凄かった。塗ってて全然伸びねえの。それでいてスーパーウォータープルーフどころか、スーパーのつかないウォータープルーフですらない。なんなんだお前は。良かった点は、30mlというすぐ使い切って気持ちよくオサラバできる所です。以上。
ここら辺で「SPFは50もなくていい、日本の日常生活では30もあれば十分。それ以上は肌に過度の負担がかかる」という知識を入手。それをもとにチョイスした製品が……
まさかのこども用。
でもこれ、結構バカにできないチョイス。伸びはいいし、SPFは赤ちゃんの肌にも使える低めの数値、アルコールも入ってないから目元に塗っても目に沁みなくて安心。あと大量に入っているのに安い。
ただ匂いが苦手で。初めて塗ってマスクしたときは臭くて臭くて、「マスク腐ってんのか」と思ってよく考えたら日焼け止めの匂いだった、という思い出がある。今では慣れましたけど、次に買うのは別のにする予定。
気になってい「た」日焼け止め
SPFこそ50ですが、「スーパーウォータープルーフ」の文字にクラっと来ちゃって。汗がダラダラ出る真夏にはいいかなって。あと美容によさげな成分がいっぱい入っているのにお値段がお手頃。
だからウキウキしながらドラッグストアのテスターを試したんですが、匂いがダメ。香料が苦手なタイプ。試さずにノリで買ってたら、「これどうやって使い切ろ……」と途方に暮れている所でした。
気になっている日焼け止め
SPF低め、アルコールフリー、無香料。素晴らしい。ただちょっとお高め。余の基準では、10円/1g以上する値段の商品は「高い」のだ。あと欲を言えばウォータープルーフだと嬉しい。つっても、もう買ってあって、ニベアのこども用を使い切ったら使う予定。
SPF低め、アルコールフリー、無香料なのは上記と一緒ですが、大量に入っていて安い。ものすごい企業努力を感じさせる一品。
ただしウォータープルーフではない。あと、ポンプタイプじゃなくてキャップで閉めるボトルタイプのが欲しいの(無印に要望は投げた)。塗ったら蓋閉めて引き出しに放り込めるし、持ち運ぼうと思えば持ち運べるし。キャップで閉められる小容量ボトルはあるけど、割高。
んあ~! 日焼け止め選びすらダルい!
SPF30、アルコールフリー、無香料、スーパーとは言わんがウォータープルーフ。安くてバシャバシャ使える。容器はキャップで閉めるタイプ。これが「ぼくのかんがえた さいきょうの ひやけどめ」です。
ていうか、日焼け止めごときに頭を悩ますなんて「男の沽券にかかわる」って思いますのよ、ワタクシ。こういうの最近は「有害な男らしさ」って批判されかねないんでしょうけど。
日焼け止め塗って、塗りなおして、落としてって作業がもうダルい。なのに安物を試して「うーんコレじゃないな」って乗り換えていく作業、もうしたくないの。
港区女子だったら「一周回ってこういうのでいいんだよ。こういうので」とか言いながらアネッサを惜しげもなく体に塗っているんでしょうね。エロ同人の擬音みてえな音させながらよ。ワシもな、アネッサっちゅうモンをな、一度でいいからな、出費を気にせんと思う存分な、塗りたくってみたい人生だったんじゃあ。
↑とか割と気になるんですけど。でも高くて買えねえから、国が現物給付してくれないかな。「アベノマスク」みたいな感じで。日焼け止めに困窮した国民を助けるために、郵便ポストに届けておくれ。頼んだぜキッシー。