#1 funnyなbone/コトノハーバリウム
初めまして。
この度ライターの一人として参加させていただくことになったかんてぃあです。文才ではないので拙い文章となってしまうと思いますが、何卒。
筆者は文章を書く際、前置きが長くなりがちです。過不足なくまとめる、これがなかなかどうして難しいことなのです。
そんな訳で、早速本題に入ってしまおうと思うのですが。
皆さん、”funny bone”という言葉、聞いたことありますか?bone、つまり骨であることはなんとなく予想がつきそうですが…
結論から申し上げましょう。
これは別名「上腕骨内上顆(じょうわんこつないじょうか)」と言います。肘をぶつけた時に「ジ〜ン」と腕全体に痺れが行き渡った経験がある方、必ずいらっしゃると(勝手に)思っていますが、あれです。あのぶつけた時にビリビリするところ。あそこが今回のコトノハ、”funny bone”なのです。
言葉の説明に入る前に。このhunny bone、ぶつけるとどうして小指にかけて痺れをもたらすのでしょう。
次の画像を見てください。(著作権とか怖くなったのでノーパソのトラックパッドでひいこら言いながら自作しました)
赤四角で囲んでいるような部分がまさしく”funny bone”と呼ばれる部分なのです。見ての通り、神経が集中していますね。さらにこの神経は身体の深部ではなく浅めの位置にあるものです。つまり、この”funny bone”が存在しているところは、神経が混雑しているのにもかかわらず体外に限りなく近い位置にあるので、少しでもぶつけると圧迫され痺れが行き渡る、という仕組みになっています。
そこで気になってくるのが名前ですよね。痛いし全然funnyじゃありません。
「上腕骨」は英語、及びラテン語で「humerus ((h)yo͞omərəs)」と言います。
この発音、聞き覚えのある方もいらっしゃるかもしません。
「滑稽な」とか「おかしい」などの意味を持つ「humorus ((h)yo͞omərəs)」と全く同じなのです。
そこから派生して、同じような意味を持つ「funny」になり、ぶつけると「ジ〜ン」と痺れる「funny bone(おかしな骨)」と呼ばれるようになったのです。
記念すべき第一稿目は”funny bone”を紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか。筆者はこの『コトノハーバリウム』に参加する上でのテーマとして、なるべく「日常生活でよく遭遇するけど名前は知らない(名前があることすら知らない)」ものを紹介していきたいと思います。なるべく(重要)、です。
それではこの辺りで。閲覧していただきありがとうございました。
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