幸せを感じた瞬間に手から離れるものがある
愛情も友情も同情も今日でおしまい。明日からは自分に必要なものだけを求めて、他ならぬ私のために生きる。
ひとつ、諦めがついた。私が望んでいても、いつか裏切られることを心から受け入れる覚悟を決めても、やはり私は人から信用されない人間だ。やはり私は一人で生きて死ぬ人間であり、それ以外のことについて諦めがついた。家族を見送ったあとは、好きにさせてもらう。
私があえて期待を裏切ったり、あえて予想を下回ったりすることで生まれるあたたかな居場所は、私の生きる場所ではない。あなた方の心の安寧のために、私が今までの生き方を反省し、心を改めて生きようとすることが望みなら、私はあなた方の前から消える。今までもそうだったし、これからもそうだ。