恋愛ゲームはeスポーツになりうるのか?

Netflixで「神のみぞ知るセカイ」のアニメを見てたんだけど、どうしても設定が気になる。

恋愛ゲームを攻略するのが得意

という設定で、どんなゲームでもクリアできるという。

これがわからない……

ゲームが得意な人はいる、恋愛ゲームが好きな人もいる、しかし恋愛ゲームが得意な人というのを、このアニメ以外で聞いたことがない。

というか、得意になるの無理なんじゃって気がする。

どっちの選択肢が正解とか、そんなの制作者の都合でどんな風に決めてもいいのであって、このパターンはこっちだ! ……ってプレイヤーが思えば、その逆が正解なこともある。

結局のところ、セーブとロードを繰り返すしかない。

攻略が難しい恋愛ゲームはある

ゲームが複雑な仕組みになっていて、どの選択肢でフラグが立ったのかわかりにくかったり、フラグでなく数値を管理するタイプだったり。

そういう場合、攻略困難な恋愛ゲームというのはある。

それにしたってやっぱり作者が設定したパラメータを知ってるかどうか、というのが問題で、ひたすらゲームを繰り替えして調べるしかなく、調べてしまえば、そこから最適な回答が導き出せる。

それを探すのが早い人=得意と考えてもいいのかもしれないけど、それが得意な人は恋愛ゲーム以外でも探すの早いはずで、そこに恋愛ゲーム特有のエッセンスというのは入ってない。

同じように、アクションが難しい恋愛ゲームなら、それをクリアできるのはアクションゲームが得意な人で、恋愛ゲームが得意な人ではない。

それで恋愛ゲームが得意だという話を聞かないんだと思う。

得意な人がいる恋愛ゲームの可能性

しかし冷静になって考えてみると、そういう恋愛ゲームがたまたまないだけで、今後もないとは限らない。

可能性を感じるのがAIの存在。

AIを口説きおとすゲームというのは考えられる。というか部分的にはすでにある。今の所は数字や選択肢の組み合わせ以上のものはまだ出てなかったと思うけど。

脳の構造をできるだけ再現して、制作者が意図しない反応をする……というか、意図しようがない状態にする。

そして例えばランダムに設定された人格……といってもめちゃくちゃな記憶と感情ではなく、世界のどこかにはいそうな感じになるとして、そういう設定のAIと話ができるゲーム、というのがあったとする。

話を聞いたり、しゃべったりして、恋愛感情……なんかそういうのをAIの脳の数値で調べて、それが一定値を超えたらクリア。

こういう風にすれば、このゲームが得意な人と不得意な人がでるはず。

そしてやってることは恋愛以外の何ものでもないわけだから、これが得意な人は「恋愛ゲームが得意」だと言っていいのではないか。

勝手にeスポーツ化

多人数でのプレイも考えられる。

合コンみたいな感じで……どんな感じかしらんけど、AIにしゃべっていくとか、AI側も複数いてもいいけど、最初に恋愛にもっていけた人がクリア。

そこまでいくとeスポーツ化だって可能なのではないか?

eスポーツならスポーツだから、得意不得意は当然あるし、得意な人同士で競いあえるし、世界チャンピオンになれば世界で一番得意だと言える。

eスポーツ化にするには、ゲーム自体か、それを作る過程で、何らかの人道上の問題がでてきそうな気はするけど。

とにかく理論上は可能なはず、というのが今日のところの考え。





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