そもそも働くことに意味はない

ということを結婚して、子供もできて、家も買って、結構な歳になってから思うようになった。気づいた。というより結構な歳になったから気づいたのかもしれない。

これは何もネガティブな話ではなくて、ただ世間一般的に仕事に対して意味を持たせなくてはならない、持ってないと豊かな人生を送れないみたいな風潮にちょっと違和感を感じるというだけです。仕事に限らず食べる、寝るみたいな生命を維持するために必要なこと以外について本当に意味のあることってどれくらいあるでしょう?音楽を聞く、本を読む、映画を見る、友人と話す、お酒を飲む、歌を歌う、旅行に行く、買い物をする。まったく無意味ではないにせよ、明確に人に対して必要だ!意味がある!と言える行動がどれくらいあるだろう。

でもそれでいいんじゃないかと思う。それが人生、人として生きるってことじゃないかなと。ようするに、トータルで楽しければいいんじゃないかなと。

そういう言い方すると、「じゃあ仕事するの楽しくなければしなくていいの?」みたいな話あるかと思いますが、本質的には働かなくていいと思います。ただしその結果「トータルで楽しく」なれればの話である。仕事をしてても朝から夜まで仕事をして、土日もして、誰とも会わないなんて生活をしているとしたら、その仕事に意味はあるのか?生きていくためにはお金が必要だから働いている、じゃあ何のために生きているの?老後のため?老後の何年間かゆっくり過ごすために今の時間を犠牲にしているの?それって意味ある?ということです。仕事だけを切り取って充実しているか?とか楽しいか?とかお金のためだけに働いていないか?みたいな問いかけよくされますが、トータルとして今楽しく生きていればそれでいいんじゃないかなと思う。

ただ仕事を通してしか味わえない「トータルの楽しさ」は間違いなくあるのでできるなら自分にとって意味のある仕事をし続けたいものです。


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