見出し画像

2020/07/08の創作日記(〆切まで115日)

完全環境都市×青春

以前の記事で、既存作品との類似性を割けるためには、作品を構成する情報の組み合わせを特殊にすればいいと書いた。そこで僕は、完全環境都市と青春という組み合わせはどうかと考えた。
完全環境都市(アーコロジー)とはそれ単体で完結した構造体である。内側で全てが完結する、閉じた世界だ。
一方で青春とは、人生のある時期限定の「いつか終わる夢」のようなものだ。その時間は永遠ではなく、いつか必ず終りがやってくる。
内に永遠の時間を内包した構造体と、有限の時間に囚われた夢。斬新とは言えないかもしれないが、悪くはない組み合わせだと思う。

誰もいない都市と終わらない青春

更にもう一捻りしてみる。
完全環境都市は本来、より少ない敷地面積で、より少ないエネルギーで、より多くの人間を生活させるために考えられた概念である。つまり、そこは多くの人の為に作られた箱なのだ。


だがどうしたことかこの完全環境都市には人がいない。数万人を収容できるキャパシティを持ちながら、どこからか連れてこられた少年少女三人を除けば誰もいないのだ。

少年少女は幼馴染で、うち一人、一番年上の少女は先日中学校を卒業したばかりだった。
彼女たちの住む離島には高等教育機関がなく、中学校の卒業生は例外なく本土へ出ることになっていた。
幼馴染たちは、3人でいられる最後の夜を共に過ごした。明日になればもう一緒にはいられない――そう思っていた。
気づけば3人は見知らぬ場所にいた。別れは訪れず、青春は続く。彼らが答えを出すまでは。


と、こんな感じの筋書きを考えたところで力尽きた。
一応、大まかなシナリをは頭の中にある。が、いかんせん解像度が低すぎる。
世界観を膨らませながら、SF要素の参考資料を探す。とりあえずSF辞典は手元において暇があったらパラパラめくることにする

いいなと思ったら応援しよう!

u
よければ